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鹿児島発・キャンピングカー革命

キャンピングカー市場は「ウィズコロナ」の新たなライフスタイルのひとつとして急成長。
年間の出荷台数は2018~2021年までの3年間で約45%増加。(日本RV協会調べ)。その流れはコロナが5類へ移行してからも続いている。
ニーズも多様化。従来のキャンプや車中泊などのアウトドア目的に加え、災害時に緊急避難所の役割を期待して購入するケースも増加。

鹿児島市にあるキャンピングカーの製造・販売会社「キャンパー鹿児島」のモットーは「完全オーダーメイド」。工場には内装、家具、配線工事の各職人が常駐し、客の要望に合った世界に1台だけのキャンピングカーをつくり上げる。特に目を引くのが居住性。コンセプトは「移動するリビング」だ。
近年は自治体や企業への参入にも力をいれている。
今年度、曽於市役所で導入されたのはキャンピングカーを改造した「コネクティッドカー」。従来の車両を改造し、ICT設備を搭載した車だ。公民館などを巡回し、役場に行かなくても住民票やマイナンバーカードの申請などができる。
さらには、災害が発生した際に長時間駆動可能なバッテリーを生かして、現地対策本部としての活躍も期待される。
新たな活用方法、価値を生み出す「鹿児島ブランド」のキャンピングカーの魅力に迫る。

取材先:双日モビリティ株式会社(キャンパー鹿児島)
出演者:取締役会長 川﨑康一郎さん 代表取締役社長 中土浩一さん
住 所:(本社)鹿児島県鹿児島市東開町5-17-1(店舗)鹿児島県姶良市平松3744-8
TEL:099-268-8082

取材後記

「ペットと一緒に泊まりたい」「車の中で料理がしたい」・・・。
キャンパー鹿児島のキャンピングカー、その一台一台には購入者の「こうした過ごし方がしたい!」という夢をかなえるための工夫が散りばめられています。

取材でお伺いしたユーザーの方が「キャンピングカーを買って人生が変わった!」とお話ししていた時の嬉しそうな表情がとても印象に残りました。
行政や医療法人との連携を通じて、キャンピングカーの新たな活用法を提示し、国内だけでなく海外に販路を広げたいと力強く語る会長の川﨑康一郎さん。
「メイドイン鹿児島」のキャンピングカーが世界の街を駆け巡る日はそう遠くないのかもしれません。
 

(MBC南日本放送 藏屋 麟之介)

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