和太鼓に青春をかける高校生がいます。馬渡 志桜さん（まわたりしおん16・高2）は、宮崎県の高鍋町を拠点に活動する和太鼓集団『秋月鼓童』のメンバー。
小学生の時に見た秋月鼓童に憧れて入団した馬渡さんは、一座最初のジュニアメンバーで、月曜から金曜まで毎日3時間の稽古を続け、週末は演奏会に参加。ソロとしても県内で優勝するなど、その実力は全国でもトップクラスです。
数々の実績を持つ馬渡さんですが、通っている高鍋高校には和太鼓部がなく、これまでは部活動の大会への出場はできませんでした。そうした中、去年、高校が100周年を機に、少人数での校外活動を部活動として受け入れる『明倫部』を発足させました。
これにより、大会に参加することができるようになり、馬渡さんは、同じ秋月鼓童のメンバー、宇高和月さん（17・高3）と昨年2人で、県高等学校総合文化祭 郷土芸能部門 和太鼓の部に出場。
他校が5人～15人で出場する中で、2人での演奏ながら、初出場で最優秀賞を受賞。4月に入部した山下真央さん（15・高1）と3人で奄美大島での全国大会へ出場することになりました。
大人数で迫力のある演奏をする他校に対し、わずか3人で全ての音を叩き、挑みます。
（制作：ＭＲＴ宮崎放送/山下 淳史）
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