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スポーツ強豪の男子校「東福岡高校」が男女共学へ、2025年から中高ともに

ラグビーやサッカーの強豪校として知られる東福岡高校(福岡市博多区)が男女共学化することが10日、発表された。系列の中学校とともに2025年4月から共学化し、女子の新入生も迎える。


◆80周年の節目に「共学化」を決定
同校によると、80周年を迎える2025年を節目と考え、2030年に向けた新しい学園計画を始める。男女共学化はこの一環だという。2030年にはすべての学年に男女が在籍し、学ぶ環境を整える。2024年度の入試までは、従来通り男子生徒だけを募集する。


◆「性別をこえて認め合い協働する人材」時代の要請と説明
スポーツの名門として知られる同校は、1945年に前身の福岡米語義塾が設立され、1955年に東福岡高校が開校した。以来、“教育の振興による国づくり”の観点から男子教育に取り組んできたという。一方で現代においては「人種・性別・年齢をこえて、お互いを認め合い、価値観の異なる人々と協働する人材育成が社会から求められている」と判断。時代の要請に応えて共学化に舵を切ったと説明している。福岡県内に残る男子校は現在、東福岡高校と中村学園三陽高校の2校のみ。

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