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使用済み食用油でできたバイオ燃料で海のごみを拾う 二酸化炭素排出量25%削減へ

福岡市は、博多湾内で海面のごみを回収する船に、バイオ燃料を使う実証実験を始めました。

清掃船に給油

12日、福岡市の博多港では、海面のゴミを回収する清掃船に横付けされた船から燃料が給油されました。給油されたのは、軽油にバイオ燃料を25%の割合で混ぜた燃料です。

RKB 原口佳歩記者
「船の燃料となるバイオ燃料、実は家庭などから出た油からできています」

従来より二酸化炭素排出効果

使用済みの食用油から作られたバイオ燃料を混ぜた場合、費用は従来の3倍ほどかかるものの、新たに使う燃料を抑えることで、二酸化炭素の排出量を25%ほど削減できるということです。

福岡市港湾計画部 吉岡麻子計画課長
「港湾空港局で船を11隻所有しています。今回の実証実験の結果・費用対効果を踏まえて本格的な導入について検討していきたい」

実証実験後に本格導入へ

市は、2024年1月までバイオ燃料を使って船を走らせ、船体に影響がないかなどを調べ、所有する他の船への導入も検討する方針です。
 

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