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荷物の30%運べなくなる時代に 「物流の2024問題」はドライバーだけの問題じゃない

規模の小さな会社ほど厳しくなる

荷主に対して運賃の値上げや荷下ろしなどの作業を断る運送業者も出始めていますが、立場の弱い小規模の会社では交渉は難しいといいます。

長野ナンバーのドライバー
「たぶんうちの会社は存続できなくなると思います。お客さんによっては、『次の日に届けて』という要望がある。その場合は1日1500キロくらい走らなきゃいけないんですよ。それ自体が法的に問題があるので。結局は、荷主さんの要望に応えないと仕事成り立たないから来年には、これまでのような仕事はできなくなるんじゃないかな」

運転手不足の解消に向けて、国土交通省は、外国人も運転手として働けるよう「特定技能」の対象に「自動車運送業」を追加する方向で検討を進めています。業務の効率化と労働環境の改善をいかに進めていくか物流業界は大きな転換点を迎えています。

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