PageTopButton

財津和夫、アンコール公演の「TULIPらしくない曲」解明についての大ヒントを明かす

TULIP・財津和夫が、時には青春時代の今昔を振り返る『グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側』。今回は、本人があまり行ってないという同窓会を振り返ると共に50周年記念アンコール公演の事にも触れます。

本当はTULIPの曲には主張があったけど

10月8日の放送の最後の部分で、10月からの追加アンコール公演のセットリスト(演奏曲目)を一部変更して、「TULIPらしくない曲」もやってみたいという財津の話をお知らせしました。その「TULIPらしくない曲」が何なのか、ファン友達の間でも意見が分かれている、というリスナーメッセージを受けて、財津が一気に喋ります。
「TULIPって、どんなバンドかと思われているか、というと、50年もやってますと、時の流れの川に上手に乗っていって、上手に乗るっていう事は、あんまり当たり障りのない 右からもあんまり文句言われない左からもあんまり文句言われない、そんな雰囲気を持ったバンドにやっぱりなっていったんですよね。客層を見ても主張をするような人たちはあんまりいないし、TULIP自身もあんまり主張をしてこなかった。
実は、アマチュアの頃、バンドを作った頃、東京に行った頃は主張があったんです。でもだんだんこう、それを隠して売れるため売れるためという道を進んでいって、今のTULIPのイメージがあるんです。今言ったように当たり障りが無くて耳障りが良くて。なので、アマチュア時代、あるいはデビューしてすぐ作った曲、最初のアルバムや2枚目のアルバムに入っていたような曲を今回ちょっとやってみたんです。
僕がとかワタシがとかいう一人称の言い方ではなくて、俺とかオイラとか、そういう言葉遣いの曲を今回入れてみたんです。ですから、それをヒントにしてもらえばいいんじゃないですか。歌詞にワタシとか僕じゃなくて、お前とか俺とかオイラとかが出てくるそんな歌詞を探してみれば、私がTULIPらしくない、と呼んでいる曲でございます。
なぜやりたかったのか、というと、これで終わりじゃないですか、TULIP。なのでこれもTULIPだったよね、という事を自分に刻みたい。自分に納得させるためやっているようなもんですね、すみません我が儘で」
下田アナがうふふ、と笑いながら「『これで終わりじゃないですか、TULIPは』という一言がすっごく気になって。そうじゃないと思いますよ」となぞかけのように締めました。

 

TULIPは同窓会の懐メロ?!

同窓会でTULIPの曲を次々にカラオケ熱唱した、というリスナーのお便りを紹介。
「これはいい同窓会ですね」と下田アナが先に口を開くと、財津がため息モードで
「懐メロになったかー、私の曲も」と呟く。下田アナがどうフォローするか躊躇して
「そう・・ですね、いやそうかな・・・。いや、でも、その年代にとっては懐メロっていうより・・・」となぜか酷くうろたえているところに、財津が言葉をかぶせて「その年代だから懐メロなんだよ」と言い放つ。番組冒頭では怒るよりも調教していきますよ、と女王様(?) モードで答えていた後の財津と下田のふたりのトーンの乱高下が面白い。
「今言ったのは冗談で、歌っていただいて本当にありがとうございます、カラオケで歌っていただくだけで印税が入りますから」と財津は現実ビジネスモードへ復帰。さて、やっと財津の同窓会話へ。
「一度、50年ぐらい前に行きましたけど。東京にずっと住んでいるんでなかなかチャンスがないんですよ。行くと『財津、一曲歌え』ってことになるでしょう。それがちょっとめんどくさいんで。でも、会いたいのは会いたい。あいつ、昔からジジイの顔してたけどもっとジジイになったかな、とかあの童顔の奴がジジイになったら滑稽だろうな、それ見たいなとか思いますけど」
今後は故郷の同窓会で財津の姿が見られるようになりそうです。


今日の一曲は、TULIP「人生の始まり」。
1977年(昭和52年)発売のアルバム「WELCOME TO MY HOUSE」の最終曲として収録されている。「命つきるまで歌い続ける」という人生観を今も持っているはず、今後も歌い続けてくれる、と信じて、アンコール公演が終了しても、ファンはずっとあなたの歌を待っています。


次回12月17日の放送は、通常通り18時15分(午後6時15分)からの予定です。
ビートルズのジョージ・ハリスンに関してお話しします。
 

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう

radiko 防災ムービー「あなたのスマホを、防災ラジオに。」