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ルーツは海 完熟トマトがお酒に!?

長崎県諫早市森山町にある「宮下農園」。代々、米と大玉のトマトの栽培をしてきた農家です。そんな中3代目の宮下清次郎さん(38)が5年前から栽培を始めたのが、ミニトマト「宮トマト」です。

 

その特徴は、栄養価も高く、旨味や甘味が豊かなこと。その宮トマトを原料にしたワイン酵母仕込みのお酒(甘口)は、今年4月フランスで開かれた「フェミナリーズ世界ワインコンクール」日本リキュール部門で銀賞を受賞しました。

 

そのお酒に使われているのは、割れてしまったトマト。実は、割れたトマトが一番甘く美味しい完熟したトマトなのだそう。100%トマトが入っているというそのお酒の味は、「わ!トマトだ」「不思議な味」「飲んだことない!」など、飲んだ人からは高い評価を受けています。

 

なぜ、そんなに美味しいミニトマトが生まれているのか、それはもともと“海”だったという土地と矛盾した栽培方法に秘密があります。一農家が挑戦を始めた、新たなトマトの楽しみ方。そしてトマト嫌いな子供もトマトが好きになる、そんな味を目指して、日々栽培に奮闘中です。

会社名:宮下農園
住所:長崎県諫早市森山町本村西昭和開3573
代表:宮下清次郎さん
電話:0957-51-4768
メールアドレス:miyashitanouen@gmail.com
ホームページ:https://www.miyashitanouen.com

取材後記

一口食べてびっくりします。「甘い!」でも、甘いだけじゃない!「美味しい」今までにない感動を味わえます。そんなミニトマトに出会ってしまいました。

 

トマトがあまり好きではない我が子も、パクパク食べてくれました。何度も食べたくなるトマト。どんな人が作っているのだろう。Webを覗いてみると・・・


奥様の肩と肩を寄せ合う素敵な夫婦の写真がありました。その写真を見て納得しました。トマトに作る人の人柄が影響しているのかも。取材をしていくと、その味の秘密は人柄以上のものが影響していることもわかりました。

 

ミニトマトからさらに加工品も誕生し、ますます農業の可能性を広げている宮下農園。
今後、どんな商品が誕生するのか、私も今から楽しみです。


(NBC長崎放送 豊﨑なつき)

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