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お通しから感激!和と洋の料理人が競演する、ありそうでなかった居酒屋が天神に

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「居酒屋あ・うん」として開業し、その後「ぬくぬく家」として天神のど真ん中で22年に渡り愛されてきた居酒屋をご存知でしょうか。味は居酒屋以上、敷居は割烹未満という、まさに“大人の居酒屋”で「この店で日本酒の味を覚えた」「会社帰りの同僚飲みからデートまでお世話になった」なんて方もいるのでは? そして、そんな「ぬくぬく家」が、昨年10月にリニューアル。料理がさらに進化しているという噂を聞きつけ、早速出かけました。

天神のど真ん中とは思えない!?
モダンで隠れ家的な雰囲気

天神 和洋飯 NuKuNuKu 店内

新たに生まれ変わった店の名は「和洋飯 NuKuNuKu」。警固神社の向かいというアクセス抜群の立地はそのままに、店内はよりモダンな雰囲気に改装されていました。厨房を囲むコの字のカウンター、ゆったりと配されたテーブル席、奥には3部屋の個室も用意されています。

和洋飯って何?答えは豪華なお通しの中に

天神 和洋飯 NuKuNuKu お通し

席に案内されながらも、私は店名が気になっていました。「和洋飯って何!?」と。しかし、最初に運ばれてきたお通し(1人500円)でその謎は解決! 赤い八寸盆には、和の一品、洋の一品、そして和と洋を合体させた一品、すなわち「和洋飯」が盛り込まれていたんです。
内容は日替わりですが、この日は黒毛和牛のローストビーフ、燻製出汁のジュレとジェノベーゼソースがかかるキノコのゼリー寄せ、干し椎茸のポタージュ、栗のおこわなど7品が登場。旬の食材や創意が光る、手の込んだ内容にうなります。お通しのレベルが高いと「ここは良い店だ」と嬉しくなりますよね。

和×洋2人の職人の強力タッグ!

天神 和洋飯 NuKuNuKu 料理人 天神 和洋飯 NuKuNuKu 料理人

出汁の風味が際立ち、ローストビーフもしっとり柔らか。居酒屋のお通しとは思えない本格的な味わいにも驚きましたが、それもそのはず。和と洋、それぞれ専任の料理人が厨房で腕を振るっているんです。1人はフレンチやイタリアンのレストランで腕を磨き、この道30年になるベテランシェフ齋藤剛秀さん(写真左)。そしてもう1人は、東京・赤坂の日本料理割烹などで研鑽し、九州の食材に魅せられて福岡への移住を決めたという料理人・岡谷優作さん(写真右)です。

「まず、互いにこれまで培ってきた技術を存分に発揮して、本格的なフレンチ、イタリアン、日本料理を肩肘張らずに楽しんでいただけるようにしたいと考えました」と齋藤さん。「さらには、和と洋を融合させた“和洋飯”を作り、これまでにない店にしたいと考えたんです」と岡谷さんは続けます。ファンの多い「ぬくぬく家」の頃からの名物メニューは数品残しつつも、料理はガラリと一新。早速、気になるメニューを注文しましょう。

価格と質に驚き!刺盛りは是非モノ

天神 和洋飯 NuKuNuKu お刺身

まずオーダーしたのは、お店の名物である「お刺身盛り合わせ」(1人前1,089円)です。しかし、こちらも運ばれてきてびっくり! 天然のカンパチは泡醤油、ハガツオはニラ醤油を添えて……と一ネタずつ調味や薬味を変えており、一般的なわさび醤油で食べるものは一つもありません。胡麻鯖のたれをかけた長崎産のハーブ鯖は「食感の違いを楽しめるように」と、薄造りと厚切りの2種盛り。この気遣いは嬉しいなぁ。魚介は福岡の玄界灘や長崎の上五島など、九州を中心に厳選しているそうで、鮮度と質の良さは折り紙付き。味付けも食べ方も実に凝っていて、これでこの価格はお得すぎませんか?

天神 和洋飯 NuKuNuKu 料理

ビールで乾杯しつつも、お刺身に合わせていろいろと楽しみたくなり「3種利き酒セット」(968円)を注文することに。季節に合わせて厳選する日本酒から好きな物を選んで飲み比べできます。冷酒は氷を張った大きな枡に小グラスを入れて提供するなど、隅々まで気が利いていますね。若いスタッフさんも、みんな丁寧で生き生きとサービスをしていて居心地がいいです。

他にはないオリジナル料理や
レストラン顔負けの肉料理も!

天神 和洋飯 NuKuNuKu 料理

居酒屋の定番メニューであるポテサラも、もちろんひと味違います。その名も「ポテサラ革命」(759円)。中心にはおからを加えた軽やかなポテサラ、その周りにハーブサラダや紫キャベツのマリネ、燻製サバなどが盛り付けられています。イノベーティブレストランのような華やかな盛り付けで、和と洋のテイストを混ぜて味わえる、まさに「和洋飯」な一品。少しずつ味変しながら食べられるのも楽しいですね。

天神 和洋飯 NuKuNuKu 料理

メインディッシュには「黒毛和牛!厚切りローストビーフ」(2~3人前2,178円)をチョイス。黒毛和牛は宮崎県の「有田牧場」から仕入れているそうで、部位は赤身と脂身のバランスがいいリブロースでした。しっとり火入れされた厚切りの和牛は旨味たっぷりで食べごたえがあり、赤ワインソースも深みがあります。居酒屋というより、これはもうレストランやバルを思わせる本格的な味わい。多彩に揃うワインを料理に合わせるのもいいですね。

天神 和洋飯 NuKuNuKu 料理 天神 和洋飯 NuKuNuKu 料理

シメには、これぞ「和洋飯」の真骨頂といえる「和出汁香る焼きリゾット」(759円)をいただきました。パルミジャーノチーズと一番出汁で炊いたリゾットは、丸めて米油で揚げ焼きしているので表面がサクッ。そこに葛粉でとろみをつけた自慢の和出汁やカニの身が絡みます。まずはそのまま、続いて削ったパルミジャーノチーズをかけ、最後はトリュフオイルをかけて……と味わい方は3通り。カツオ節、サバ節、昆布などで引く出汁の美味しさとリゾットのコク、和と洋が絶妙に合うとは驚きです。

天神 和洋飯 NuKuNuKu デザート

また、デザートには和と洋が融合した「揚げもちティラミス」(682円)がおすすめです。ココアパウダーを絡めた揚げ餅とマスカルポーネのムース、バニラアイスを組み合わせた一品で、これが想像以上にヒット! サクッもちっジュワッとした食感がクセになり、ついつい食べすぎてしまいそうです。

個室完備でコースもお得らしい

天神 和洋飯 NuKuNuKu 料理

鮮魚や出汁にもこだわる割烹顔負けの和食と、肉の火入れやソースに技が光る本格的な洋食、そしてその2つが融合した「和洋飯」。いわゆる居酒屋とはひと味もふた味も違う、料理が進化しているという噂は本当でした。

ちなみに、奥にある3部屋の個室は仕切りを外して、20人ほどが入る大部屋としても利用できるそう。今回はアラカルトでしたが、私の友人が「コースも良かったよ~」と話していたので今度はそっちも食べてみたいなぁ。

和洋飯 NuKuNuKu
福岡市中央区天神2-3-36 ibbフクオカ1F
092-739-1333 (コースは要前日予約)

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この記事を書いたひと

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