中学校のお昼ご飯 自治体によってこれだけ違う 「全員制給食」か「デリバリー給食」か「弁当」か
中学校に通う生徒たちは、普段どんな昼食を食べているのでしょうか。家庭から弁当を持参するか、デリバリー給食か、または全員が同じものを食べる全員制給食か。自治体によって様々です。自治体の判断はなぜ、違うのでしょうか。
目次
「全員制給食」に移行へ リハーサルを行った中学校
12月7日、福岡県太宰府市の公立中学校で全員制給食の実施に向けたリハーサルが行われました。
配膳係の生徒
「配分するのが難しいです」
太宰府市では、前の市長が「全員制の完全給食実施」を公約に掲げて当選したものの財源不足などを理由に撤回し、市議会の不信任決議で失職しました。今の市長の2期目になって、ようやく来年1月10日から全員制の給食が始まることになりました。
生徒は
「今までランチサービスを頼んで食べていました。みんな一緒のものを食べてるって感じがして良いなと思います」
「美味しいです。弁当じゃなくなるので親の負担が減るかなと思います」
献立は1食346円を目安に
給食の献立は、1食346円を目安に各中学校の栄養士が考えます。
学業院中学校 高尾美由紀 栄養士
「物価の高騰が懸念されてるところではあるんですけれども、栄養素を落とさないように調達するところを工夫しているところです」
市長「悲願でした」
太宰府市 楠田大蔵市長
「太宰府市にとって悲願でもありましたし、一定程度期待に応えられたかなと思っております。何よりまずは子供達が同じものを一緒に準備をして一緒に片付けて、食べて、栄養素を確保して、健全にすくすくとのびのびと育ってもらいたい」
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この記事を書いたひと
三浦良介
1999年入社、テレビ営業部、大阪支社勤務を経て2011年から情報番組のディレクターを務める。2016年から報道記者として政治・経済を中心に取材奮闘中。