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財津和夫、今年こそは久しぶりのゴルフプレーを目指す

TULIP・財津和夫が、時にはスタジオを飛び出す『財津和夫 虹の向こう側』。今回は、昨年12月に天神・西鉄ホールで開催された、福岡の名門ゴルフコース・古賀ゴルフクラブの開場70周年記念イベントでのトーク内容を放送でもお届けします。

 

米軍の音楽に影響を受けて

70年前と言えば財津少年が5歳、昭和28年である。家の近くの進駐軍の高射砲の爆音で地面が揺れ、風呂の五右衛門釜が揺れたなぁと当時の記憶を手繰り寄せる。小学校は箱崎小、馬出(まいだし)小、名島小と現在の福岡市東区周辺で転校を繰り返している。
「福岡の東の『イースターン』の人間なんです。『財津、お前変な奴と思ったけど、わりと『イーヒトヤーン』って」・・・ちょっと苦しいダジャレですが、お判りいただけたでしょうか。
家の近くに米軍基地があったという事ですが、米軍の音楽に影響を受けましたか、と下田アナが話のきっかけを作ると、「いい質問ですねぇ。物心ついてから、アメリカの音楽がずっと否応なしに入ってきてますから、どっぷりつかりました。英語で歌っているので意味がさっぱり分からないんですけど、曲が良いんですね。なので、自分が曲を作るようになってからも、詞よりもハーモニーとかメロディーとかサウンドとかを意識して作るようになりました。だから、財津の書く詞はちっとも面白くない、と言われたりしました。言葉って、直接働きかけるから難しいですよね。やり過ぎるとタジタジになっちゃうし、言葉が足りないと『詞が下手だね』と言われるし・・・」と財津が音楽との出会いなどを振り返る。以前の放送でも、FENを聞きかじっていた財津青年の話をお届けした事もあったように、財津と音楽との出会いは駐留米軍が大きな影響を与えているようだ。

 

「あいつ悪い事やってるな」というジジイを目指して

古賀ゴルフクラブの印象を問われた財津、開口一番に「まず、難しいですね」と。このコースの定番の評価として言われている通りだが、連れて行ってもらった時の「難しか~!」という印象が最初に口から飛び出したようだ。
難コースに敷居の高さを感じていたが、コロナ禍もあり、ますますゴルフ場に行かなくなって、古賀ゴルフ場には6年ぐらい行っていない、との正直発言。自分が行った時に比べ、浴室など設備が綺麗になったと聞いたので、行きたい気持ちはある、とも。
下田アナから「来年(2024年)の目標にしましょう」と促され、会場からも賛同の拍手が起きた。アンコール公演が終了したら、是非久しぶりのラウンドをお楽しみください。
心と体の健康維持については、ちょっと前までは、食べ物とか生活習慣的な事をきちっとコントロールして、何歳になっても歌える身体を作ろうと思ってやっていたのだが、大腸ガンに罹ってしまう。病院でガンの治療を受けている時は、聖人になったかの如く「これからは正しい行い、正しい考え方で生きて行こう」と心に誓ったはずなのに、退院してからは「何でも食べよう、これからは好きな事をして生きて行かないと。いつ病気になるかわからない。余生をわがまま放題で、いつお迎えが来てもいいようにね」と俗世に染まり直したようです。
「日本人って真面目に頑張るけど、考え過ぎちゃうのでは。もっと我儘できる仲間が欲しい。『なんかあいつ悪い事やってるな』という人物を目指したい」という財津の言葉で、今回のトークショーを締めた。
 

次回1月21日の放送は、通常通り18時15分(午後6時15分)からの放送です。
「発声練習」の話をお送りします。


 

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