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難聴 かいちょう!ぜっこうちょう!

福岡市で難聴への理解を広める活動を続ける岩尾至和さん(50)。そのきっかけは、橙(ともり・9歳)さんが生まれて間もなく難聴と診断されたからだった。夫婦ともに耳に不自由はなく、聞こえない娘に何が必要なのか、手探り状態で、不安だらけの子育てが始まった。

 

そして、難聴の子を持つ親たちと家族会を結成、難聴の子どもが社会でうまくコミュニケーションをとれるよう、難聴への理解を広める発信を続けている。そして、橙さんが小学校に入った頃、理解を広めるために動画を使おうと、映像制作会社の協力の元、難聴児に難しいことをアニメと歌の歌詞に載せた動画を作った。


今は、小学校3年生になった橙さん、将来の夢は「天文学者」だと言う。もともと、就労支援やキャリア育成のコンサルタントを仕事とする岩尾さん、難聴者の就職事情にも危惧を抱いていた。難聴者だからこそ持つ強みが有り、それを仕事に生かす事が大事と岩尾さんは言う。講演会やセミナーを通して、難聴への理解を広める主人公、その想いに寄り添う。

 

(制作:RKB毎日放送/井上 八月 ・ 鴻上 佳彦)

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