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手軽にうま味をプラス!原木乾しいたけの新感覚調味料

大分県産の原木乾しいたけを、じっくりとスモークして作った新感覚調味料

「Shiitake-Bacon(しいたけベーコン)」。ベーコンという名前だが肉は入っていない。パンやサラダ、オムレツに加えると、ベーコンのように手軽にうま味をプラスできる。


原材料となるのは、大分県産の原木乾しいたけ。加工する際に小さく刻むので、傘の欠けや大きさなどを気にせず使用できる。そのため、しいたけ生産者の作業負担が軽減され、収益アップが見込めるという。


原木栽培は、生産することで山の自然環境を守る循環型農業だが、年々生産者が減り、その存続が危ぶまれている。さらに水戻しなどの手間から、消費の減少が進んでいる。そんな状況を改善する手助けになればと開発されたのが「Shiitake-Bacon」だ。


生みの親は、この商品を開発するために宮崎県から大分県竹田市に移住した舞草綾さん(49歳)。開発期間はおよそ2年。現在はインターネット販売やふるさと納税の返礼品として展開している。さらなる販路拡大のため、ビジネスコンテストへのエントリーも精力的におこなっている。原木栽培産業の活性化と、消費拡大のために日々奮闘する舞草さんを追った。

企業名:☆Shiitake-ya!(乾し椎茸屋)
代 表:舞草 綾さん
住 所:〒878-0033
   大分県竹田市大字入田20番地
電 話:090-2285-5506
ホームページ:https://shiitakebacon.jp/
【商品】

〇椎茸ベーコン(瓶詰 853円/パウチ 505円)
〇椎茸麻辣味(パウチ 505円)
〇椎茸ドリップ(瓶 1296円/パウチ 967円)
※すべて税込価格

取材後記

今回取材したのは、私より1歳年上の女性。はじめてお会いした時、よくしゃべる元気な人だなぁと思いました(笑)その後、取材を重ねるにつれ、自分の進みたい方向がはっきりしているところ、その方向に進むためには何が必要なのかが具体的にわかっているところに感心しっぱなしでした。


加工品の「しいたけベーコン」は、嚙むごとに強いうま味がジュワッと出てきて、今まで食べたことがないような新食感で驚きました。確かに「ベーコン」という表現は納得できる味と食感です。材料となる原木乾しいたけは、山と共存する自然に優しい栽培方法で約2年の歳月をかけて育てられます。


しかし生産者の高齢化によって生産量が減少し、存続が危ぶまれている産業のひとつです。舞草さんは、この産業を未来に残したいという思いを込めて「しいたけベーコン」を開発しています。そういったバックグラウンドも感じながら食べるとさらに奥深い味がします。原木乾しいたけの新しい魅力が感じられる逸品です。みなさんも是非そのうま味を感じてください!
 

(OBS大分放送/羽迫 かおり)

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