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僕らの思い、先輩へ届け!

受験生にとって将来がかかる運命の朝…。
3年生のために、後輩や家族に受け継がれてきた伝統のエールがあります。長崎県諌早市にある県立西陵高等学校は、全校生徒約700名、文武両道を目指す進学校。毎年3年生のほとんどが進学を希望し、1月の大学入学共通テストを受験します。


その当日に毎年行われる伝統が「送り出し」。朝7時、大型バスで試験会場に向かうため、緊張の面持ちで学校に集まる受験生。そんな先輩たちのために1・2年生の後輩や家族も見送りに来て、趣向を凝らした方法で盛大に送り出すのです。吹奏楽部は選曲からこだわって数日前から練習を積んだマーチング演奏で、野球部は力強いエッサッサで、受験生の保護者たちも応援の旗や横断幕を用意して…。

 

最初は先生や後輩有志でささやかに始まった見送り、吹奏楽部の参加をきっかけに、その他の部活にもだんだんと輪が広がって、10年以上続いてきました。受験生にとって不安と緊張が最高潮となる朝、バスが発車するまでのほんの一瞬でも勇気づけようと全力でエールを送る後輩たち。これまで学校生活でたくさんリードして助けてくれた3年生に感謝を込めて。最後まで諦めずに頑張って欲しい!僕らの思い、先輩へ届け!
 

(制作:NBC長崎放送/井手 春菜)

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