「閉経したら女は終わり」「“ホットフラッシュ”はオバサンの象徴」 ネガティブなイメージでタブー視されてきた「更年期」が語られる時代がやってきた!
2月開催された世界最大級のフェムテックイベント。主催者によると、50代以上の来場者数は、前回2022年開催時の倍以上だった。これまで語られてこなかった「更年期」が注目されている。
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「更年期症状」は、フェムテックで解消する時代へ
「更年期」という言葉がもつネガティブなイメージが原因で、声をあげることなく耐え続けてきた女性たち。しかし、その悩みはテクノロジーの力で解決できる時代に入った。
2月9日から11日まで、東京都港区の六本木アカデミーヒルズで開催された世界最大級のフェムテックイベント「Femtech Fes(フェムテック フェス)!」でも、更年期の女性たちを意識した商品やサービスが目立った。イベントを企画したのは、国内のフェムテック市場を牽引する企業「フェルマータ」だ。
Femtech(フェムテック)とは、Female (女性)+ Technology(技術) を掛け合わせた造語で、女性が抱える健康問題やライフステージの課題を技術で解決する製品やサービスを指す。フェムテックというと「生理」や「デリケートゾーン」に対するものというイメージが大きいが、実は生まれてから死ぬまで、つまり「更年期」も含んだ女性の健康を支えるテクノロジーのことを指している。
このイベントには、日本を含む23カ国5地域から、女性の健康課題を解決する200以上の最先端アイテムやサービスが集結した。4回目の開催となる今回は過去最高の5100人の来場者数を記録した。注目すべきは、50代以上の来場者数が前回の倍以上だったこと。この世代の関心の高さがうかがえる。
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