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やわらかさでトガろう!

長崎県長与町にある創業46年のゴム加工会社「津野田ゴム加工所」。津野田幹太社長(41)は3代目だ。工場では列車の空調設備や半導体製造に必要な部品、船の配管を繋ぐパッキンなど工業用ゴム製品の加工を幅広く手掛けていて、毎日250件納品している。


工場内には金属が入った電気を通す素材、クッション性の高い柔らかい素材、緩衝材として活用される硬い素材など、約120種類の様々なタイプのゴム・樹脂が揃えられている。顧客のニーズに合わせてより良い素材を選んで提案し、製品をスピーディに提供できるのは会社の強み。長年培った職人の技によって作り上げられる精度の高い製品は取引先からも評判である。


工場ではスタッフの遊び心や雑談をきっかけに、新たな製品を次々と開発している。世界文化遺産となっている長崎県の『軍艦島』の形をした鉢植えや、焼き物の絵付け用のスタンプ、さらに将棋の駒も。これまで見たことなかったゴム製品たちが生み出されている。

 

こうしたなか、現在、工場で新たに取り組んでいるのは3Dプリンターを活用した製品づくり。ゴムで体の一部の模型を作り、医療現場で使われる未来も・・・?小さな町工場の大きな挑戦を追った。

会社名:津野田ゴム加工所
代表者:津野田幹太社長
住 所: 〒851-2123 長崎県西彼杵郡長与町平木場郷609
電 話:095-887-3102
ホームページ:https://tsunoda-gomukakou.com/

取材後記

インスタグラムにアップされているゴム製の“おもしろグッズ”たちを見て、『ゴムでこんなものも作れるの!?』と驚きました。一体どんな人々が作っているのだろうかとワクワクし、取材することにしました。

 

約150坪の工場内にはゴムのかおりでいっぱいでした。繊細で緻密、0.1ミリ単位の作業に励むスタッフの皆さんの眼差しは真剣そのもの。“THE 職人”の風貌です。そうしたなかにもやわらか~い発想が常に皆さんのなかにあるのが、なんだかギャップも感じられて、取材を重ねるごとに皆さんのことが好きになりました。

 

やわらかいのは素材や発想だけでなく、会社組織そのものもでした。年代、立場関係なく気軽に話をしている姿が印象的でした。そのような環境下だからこそ雑談のなかから新製品のアイディアが生まれ、楽しみながら作っているからこそ出来上がるものも面白いのだと感じました。

 

これまで踏み入れたことがなかった業界にも果敢に挑戦していく津野田ゴム加工所。“見たことがないゴム製品”をこれから見られる未来が楽しみです!


(NBC長崎放送/久富 美海)

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