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高級イチゴ「あまおう」に迫る2025年問題 同じ味のイチゴが別の名前で出回る!?生産農家の高齢化で栽培面積も減少 最新技術の活用で生産力とブランド力向上へ

あまおう専用ロボット 自動でパック詰め


北九州市の安川電機ではあまおう専用ロボットの開発に挑戦しています。

 

 

安川電機 技術開発本部 松浦英典部長
「自分で重さも量って、等級を見分けしながら検査・パックまで自動でやるロボットになります。見栄えが非常に重要になりますので、ちょうど斜めから置くようにしています」

 

 

開発中のロボットは形や重さなどをAIが判別し、柔らかいシリコンで実を傷つけないように吸い上げます。そして、傷があったりヘタが取れたりしていないかを瞬時に見分け、見栄えがするように配置して、パック詰めしていきます。現在は1時間に50個ほどをパック詰めできますが、将来的には2倍近くまで性能を上げ、ベテラン農家に並ぶスピードを目指しています。来シーズンから試験的に導入し、見つかった課題を改善して実用化する計画です。

 

安川電機 技術開発本部 松浦英典部長
「やっぱり機械ですのでバラツキもないものができるっていうのは非常に生産性も含めてメリットが出るように思います。どれだけ見栄えをよくするのかとスピードのところがこれから改善の重要なところになっています」

 

 

高い人気の陰で、大きな岐路に立たされているいちごの王様「あまおう」。そのブランド力や生産数を守っていくための挑戦が始まっています。

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