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くらしを守る!最強のコンクリート

普段、街中でよく見かけるコンクリート製の「ブロック塀」。騒音対策、侵入防止などを目的に数多く設置されている。ただし、災害時には倒壊してしまうといったリスクもある。2017年創業の株式会社コンクレタス(大分市)はコンクリート製品の企画・開発をおこなっている。

 

中でも、住宅・建築向けのコンクリート製品に力を入れており、L型形状の塀「塀のねっこ」を開発。耐震性のあるコンクリート塀として、住宅や企業など幅広いシーンで使えると評判を呼んでいる。代表取締役社長の池永征司さん(49)は、2018年に発生した大阪府北部地震で通学途中だった女の子がコンクリート塀の下敷きになり亡くなったことに心を痛め、「塀のねっこ」を企画した。
 

さらに今年3月には、コンクリートの製造技術を生かした災害に強い新時代住宅「北欧ホームズ」を開発。第1号となる家が12月に大分県内に完成予定。今後はさらなる普及拡大を目指す。大阪府北部地震以降、全国的に古いコンクリートブロック塀を撤去する流れが進む一方で、コンクリートの可能性を信じ、安心、快適な塀、そしてコンクリートの住宅を広めるために奮闘する企業の挑戦を追う。

企業名:株式会社コンクレタス
住 所:(本社)大分県大分市大字宮崎1384番1 工藤ビル101
代表者:代表取締役社長 池永 征司さん
電 話:050-5213-4570
ホームページ:https://concretus.jp/

取材後記

「新時代の塀」そのキャッチフレーズにひかれて訪ねたのが、今回取材するきっかけでした。実際に会社へ行ってみると、コンクリートでつくった安心安全な塀をつくっていること、また、新たにコンクリート製の「住宅」を開発していることを知りました。


全ての商品の原点には池永社長の娘・遥さんの存在があり、その娘からのふとした疑問や質問に答えるように、製品を作り続けている姿が非常に印象的でした。


今年12月には念願のマイホーム兼モデルハウス第1号が誕生し、販路拡大に向け大きく動き出す株式会社コンクレタス。これからの挑戦に目が離せません。
 

(OBS大分放送/神田 光喜)

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