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環境大臣が表彰-福岡県太宰府市の英式庭園3000株のバラが見頃へ 

5月4日は「みどりの日」です。福岡県太宰府市の大学敷地にあるイギリス式の美しい庭園のバラが見ごろを迎えます。地域住民にも開放されたこの庭園は、みどりの普及や環境保全に貢献しているとして今年、環境大臣の表彰を受けることになりました。
花びらが絹のような触り心地の白いバラに、紅茶のようなふくよかな香りを漂わせる赤いバラ。日本経済大学の敷地にある「TG(ティ・ジー)Rose(ローズ)Gerden(ガーデン)」は3万坪の広大な敷地に150品種、3000株のバラが植えられています。いまは3分咲きで、来週から再来週にかけて見頃を迎えます。
この英国式庭園は1996年の開園以来、市民に無料開放され、近くの学校の環境学習や地域の人たちの憩いの場になっています。地域に親しまれる庭園が、みどりの普及推進にも貢献していると評価され、今年「みどりの日」の環境大臣表彰を受けることになりました。
「非常に良い香り、バラらしくて」
「来て良かった。きれいだし、緑も美しいし、本当にバラがきれい」
「爽やかな天気でバラの香りがいい。見るだけで心が和む」(来場者)
「この庭園で最も注目を集めているのが、コブハクチョウの赤ちゃんです。その数、全部で10羽です」(RKB鑪加奈)
先月10日に生まれたばかりのハクチョウの赤ちゃん。1組のつがいから一度に5、6羽生まれるのが一般的ですが、この庭園のコブハクチョウは10個の卵を産み、すべてふ化したということです。
母鳥の後ろに列をなして子供たちがついて行きます。その後ろから父鳥が見守るのが家族の移動スタイル。可愛らしい姿に多くの人が足を止め写真に収めていました。

「白鳥がこんなに生まれてるって知らなかった。いつ生まれたの? <4月10日です> まだ1か月ならない!かわいいですね」
「もう大きくなってるなって思って。子供が一人前になっていますよ」(来場者)

コブハクチョウは、生まれて4か月ほどで親鳥と同じサイズに成長します。この庭園での子育ての様子は、あと1か月ほど見られるということです。
「あんまり手のかかった公園ではなくて、自然そのままでいろんなことが見れるし体験できる。静かなところでじっくりと散策されて自然の魅力を感じていただければ」(庭師の半田健さん)

地域の人たちに愛され年間に2万人が訪れるという「TG Rose Gerden」。かぐわしく甘いバラの香りに包まれながら、新緑の美しさといのちの輝きを感じられる庭園です。

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