PageTopButton

「母の日」まで2日“今年は直接渡し” 贈り物にも変化

5月の第2日曜日は「母の日」、2日後の8日です。今年は3年ぶりに移動制限のないゴールデンウィークとなったことで、「母の日」のプレゼントにもある変化があったようです。

「母の日」まで2日、街の人に今年の贈り物について聞きました。

●街の人「花を用意しようと思います。今年が還暦なので、ここまで育ててくれてありがとうという気持ちを込めて」

●記者リポート「母の日のプレゼントで人気なのは、やはりお花。こちらのカーネーションは全て福岡県産なんです。色とりどりできれいですね」

福岡市天神にあるフラワーショップは、「母の日」へ向け3000円から5000円の注文が相次いでいます。新型コロナの影響により、去年まではネットや電話注文で母親の家に発送する人が多かったそうですが、今年は店で花を受け取り、直接届ける人も少なくありません。また、移動制限のないゴールデンウィークを利用し実家へ帰省する人もいたため、例年よりも早くカーネーションが売れ始めたといいます。
ただ、今年はカーネーションを含む多くの花が、ハウス栽培による燃料の高騰やウクライナ情勢と円安による輸入品の減少で、価格や商品の確保に影響が出ています。そんな中、カーネーションに代わる「ある花」の人気が、数年前から徐々に高まっています。

●ノノカコローレ 石橋真由美さん「今年はアジサイが人気、色とりどりだから」

百貨店でも、今年は母の日のプレゼントを店頭で直接買う人が増えています。博多阪急によると、売れ筋の相場は5000円から1万円。コロナ下にちなんだ「おうち時間」を楽しめる商品に加え、帽子やパラソルなどこれまで我慢していた外出や旅行を意識した商品が人気となっています。

●記者リポート「博多阪急では、母の日のプレゼントとしてリラクゼーションが体験できます。気持ちいいです」

また、コロナの感染拡大に伴い積極的に展開することを控えていたマッサージやメイク、美容など、お客さんと接する体験型の商品にも力を入れています。

●ティヨール博多阪急店 佐藤めぐみ店長「初めて今年の4月2日から始めました。お疲れの多いお母様方、主婦をされている方、お仕事をされている方に少しでもゆっくりして頂けるような時間をつくれる機会があればいいなということで」

ウイズコロナによる新しい生活様式へと変わる中、私たちの消費行動もコロナ禍前の対面形式に徐々に戻り始めています。

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう