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東峰村の玉ねぎをこども食堂に寄贈~被災地支援の「縁」をつなぐ 福岡

九州北部豪雨で被災した福岡県東峰村で収穫された玉ねぎが、筑紫地区のこども食堂に贈られました。  

RKB本田奈也花「トラックには玉ねぎが積まれています。およそ200キロあるそ
うです」

福岡県太宰府市で開かれた贈呈式には、「東峰村えんプロジェクトの会」の代表や、筑紫地区でこども食堂を運営する28の団体などが参加しました。

東峰村えんプロジェクトの会 和田晴輝会長「東峰村から玉ねぎを持ってきました。是非子供においしい食事をお願いします」

「東峰村えんプロジェクトの会」は、5年前に起きた九州北部豪雨で被災した人と、当時、支援にあたった人との縁を継続させようと、去年に結成されました。今回は支援への恩返しとして、村で栽培、収穫した玉ねぎを寄贈しました。

エフコープ経営企画部 安元正和部長「5年前に大きな災害があって、いろんな支援物資を提供している。支援を受けて支えになったと、恩返しをしたいということで、別のところにおつなぎできる仲介をさせてもらって、私たちも嬉しい」

農林水産省によると、玉ねぎは日本一の産地である北海道の天候不順や、新型コロナの影響による中国からの輸入の大幅な減少で、平年の約4倍に値上がりしています。
一方、筑紫地区では71か所あるこども食堂を、現在2000世帯が活用しています。新型コロナの感染対策で食堂を開けない施設もありますが、支援を途絶えさせないために多くのこども食堂が、家庭への物資の供給を継続しています。

こども食堂パープル 鐘ヶ江さえ子代表「一番嬉しい。高くなってますし、お料理には必ず使うものなので。東峰村からの寄贈は、すごく胸が熱くなりました。子供たちには東峰村で災害があった話をよくするので、災害の話も伝えながら今回頂いたことを伝えたいと思う」

贈られた玉ねぎはこども食堂で使われるほか、ひとり親の家庭にも配られるということです。

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