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貯水率15.2%に低下「水不足の懸念」水道の減圧で“節水”…福岡県の油木ダム

九州北部と南部は11日に梅雨入りしましたが、福岡県苅田町は水不足が心配されています。町の水源となる油木ダムの貯水率が低下していることから、家庭などに送る水の量を抑える減圧給水を始めました。

福岡県苅田町に供給される水道水の大半は添田町にある油木ダムの水が使われています。今年は雨が少ないため、ダムの貯水率は13日午前0時時点で、15.2%まで低下しています。
このため、苅田町は家庭や企業などに送る水の圧力を、通常よりも1割下げる減圧給水を始めました。減圧給水は2019年以来3年ぶりとなります。対象となるのは、町内の家庭と企業約1万5000か所で、1日あたり500トンから1000トンの節水効果を見込んでいます。

また、油木ダムを水源とする苅田町と行橋市の小中学校では、予定されていたプール開きが延期されています。行橋市も現在、減圧給水を検討していて、引き続き、こまめな節水への協力を呼びかけています。

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