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今夏の浴衣トレンドは“レトロ柄”花火大会を控え「懐かしさ」感じるデザインに需要

今年の夏休みは、3年ぶりに花火大会や夏祭りが開催されるところも少なくないようです。夏のイベントを前に今年注目の浴衣を集めた展示販売会が、福岡市天神で開かれています。キーワードは「レトロ」です。  

昭和や大正の香りが新たな魅力に

Q今年、花火大会いきますか? カップル「関門海峡の花火。もちろん浴衣です。」 親子「(母親)やっぱり浴衣着たいですよね。(子)着たい!朝顔とかきれいなお花かな」 女性2人組「関門海峡花火大会に。行くなら浴衣ですかね、久しぶりに行くのでもあるので」
 
3年ぶりの花火大会に期待が高まるなか、福岡市のインキューブ天神店には、約300点の浴衣が揃いました。価格は浴衣と帯のセットで5500円から1万9千円までで、浴衣と帯を組み合わせを自由に楽しむことができます。
RKB堤千春「今年の浴衣のキーワードは“レトロ”です。昭和や大正の温かみのある雰囲気の浴衣が注目を集めそうです」
「レトロ」と一口にいっても柄やデザインは幅広く、共通しているのは「どこか懐かしさを感じさせる」ところです。白地に青のラインと花をあしらった爽やかな「王道古典」や大きな赤い花が特徴のクラシカルな「大正ロマン」、ギンガムチェックで和洋折衷の「アンティーク」など様々な柄を展開しています。

新型コロナ流行で去年は浴衣の出番無し

蝶屋営業部・緒方星羅係長「今、雑貨などでも昭和レトロな喫茶店とかノスタルジックな雰囲気が流行っている。古典柄をそのまま生かしてそこから展開していたり、少し色が変わったり柄の配置が変わっていたり、従来の浴衣の良さと今のトレンドを組み合わせているところが魅力」
創業80年、久留米市の呉服店「蝶屋」によると、新型コロナの影響で浴衣の売り上げは激減、去年はほぼゼロだったといいます。今年の夏は行動制限がなく、夏のイベントも復活傾向ということで期待を寄せています。
緒方係長「お問い合わせも多いので、今年は需要が見込めるのではと期待しています。花火大会だけじゃなく、浴衣で食事など非日常を楽しむアイテムとして活用していただけたら」

多少体型が変化しても同じ物を着られることや世代を超えて受け継ぐことができることからサスティナブルなファッションとしても近年、注目されている浴衣。インキューブ天神店の展示販売会は来月15日までとなっています。

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