新型コロナ陽性者の療養期間が短縮されました。感染拡大につなげないためにはどういう点に注意すればよいのか専門家に聞きました。
政府は7日、新型コロナ陽性者について療養期間の短縮を発表しました。症状がある人は10日間から7日間に、症状がない人は7日間から5日間に、それぞれ短縮されます。また、無症状の人などについては、マスクをするなどの感染対策を講じれば食料品の買い出しといった必要最小限の外出を認めます。
政府は7日、新型コロナ陽性者について療養期間の短縮を発表しました。症状がある人は10日間から7日間に、症状がない人は7日間から5日間に、それぞれ短縮されます。また、無症状の人などについては、マスクをするなどの感染対策を講じれば食料品の買い出しといった必要最小限の外出を認めます。
賛成「もうそろそろ新型コロナに関する規制は緩和していくべきだと思っていて、学業も授業に出られないとなると後れをとることになりますし、食料も自分で買いに行けないので、生活が苦しくなる、というのが一番の理由」
反対「無症状でも人に感染させてしまう期間があるから、それが5日で確実になくなるかというと、そうじゃないと思う。危険かなと思うので、反対」
反対「無症状でも人に感染させてしまう期間があるから、それが5日で確実になくなるかというと、そうじゃないと思う。危険かなと思うので、反対」
◆「発症8日目で感染」16%も
国立感染症研究所がオミクロン株を発症した57人を調べたデータによりますと、発症日から8日目に人に感染させるウイルスが残るリスクは、16.0%となっています。感染症の専門家は、「短縮されても、10日間は自覚をもって行動してほしい」と話します。
九州医療センター 長崎洋司医師「7日と短くなったから、それで感染対策をしなくていいということではなくて、やはり10日間は感染のリスクがあります。しっかりと認識していただいて、行動することが大事」

九州医療センター 長崎洋司医師「7日と短くなったから、それで感染対策をしなくていいということではなくて、やはり10日間は感染のリスクがあります。しっかりと認識していただいて、行動することが大事」
◆インフルと同時流行もありうる
一方、今後懸念されるのが新型コロナとインフルエンザの同時流行です。
九州医療センター 長崎洋司医師「オーストラリアでは新型コロナとインフルエンザが同時に流行して、なおかつコロナは少なくなってインフルエンザが増えてきている、というデータは出ています。インフルエンザに関してはこれまで通り、10~11月をめどに接種をしていただくと。機会を失わずして、オミクロン株のワクチンも打てる時期があれば打ってもらう、ということになる」

九州医療センター 長崎洋司医師「オーストラリアでは新型コロナとインフルエンザが同時に流行して、なおかつコロナは少なくなってインフルエンザが増えてきている、というデータは出ています。インフルエンザに関してはこれまで通り、10~11月をめどに接種をしていただくと。機会を失わずして、オミクロン株のワクチンも打てる時期があれば打ってもらう、ということになる」
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