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忘年会を「やる派」と「やらない派」が“きっ抗”~11月に前倒し推奨の自治体も

RKBの調査で今年は、忘年会をやる人、やらない人がほぼきっこうしていることがわかりました。やっぱりやりたい!という人や、新型コロナに感染する心配からまだ控えるという人。昔のようなスタイルはもはや不要だという人まで考え方はさまざまです。自治体によっては11月中に開催する“前倒し”を推奨するところもあり、こちらも賛否両論です。

「友達はいいけど、会社ではしたくない」

本田キャスター:「コロナ禍で3回目の忘新年会シーズン、街の50人に聞くと忘新年会をやる予定という人が21人、やらない予定という人が20人という結果でした。今年は忘年会をする人が増えてきているようです。」
▽忘年会をする派
「12月の中頃にということで決まってます。Qいつぶり?去年おととしはやってないので3年ぶりです」
「今のところ何もなければやる予定です。やっぱり一年間ねみんな頑張ったりしたからね、ねぎらいの気持ちも兼ねてねないよりかはあった方がいいと思います」
▽忘年会をしない派
「子供がいるので預けないと難しいかなと」
「友達だったらしたいけど会社でしたいかと言われればそうでも・・」
▽“別のスタイル”派
「組織としてはやらない。プライベートかもしかしたら仲がいい世代に近いひとたちで2人で晩酌程度でやるかなと思います」
「忘年会、新年会ではなくて混むので普通の日でみんなで集まってやりたいなと思います」
本田キャスター: 東京商工リサーチが福岡県の企業243社を対象に実施したアンケートでは、緊急事態宣言やまん延防止措置などが出ていないとしても、忘年会・新年会を開かない企業が62.9%にのぼっています。
宮脇キャスター: 万が一、職場の忘年会で感染者が出ると、多くの人が濃厚接触者になるおそれはありますよね…。それでも過去2年と比べると感染が落ち着いているだけに、飲食店は感染対策を講じ、最近の物価高とも闘いながら忘年会の需要を取り込もうとしています。

自粛組も居酒屋へ「大手を振ってやれる状況ではない」

島根県「忘年会を11月中に実施して」

宮脇キャスター: 新型コロナの情報が今でも毎日発表されてその変化に敏感になっているだけに、せっかく忘年会の予定を立てても、中止になるんじゃないかという気持ちもあるかもしれないですね。
本田キャスター: そういう可能性もある中で、山陰地方の島根県では、忘年会を今のうちに開いてほしいと知事が異例の呼びかけをして、賛否両方の波紋が広がっています。
島根県・丸山達也知事「忘年会を11月中に実施していただくなど、飲食店の利用を積極的に早期にご利用いただきたい」
島根県の丸山知事は飲食店を利用した忘年会を11月中に実施してほしいという異例の呼びかけをしました。県が発行しているプレミアム付き飲食券を活用して、客足の減少や物価高に苦しむ飲食店を支援するとともに、新型コロナの感染が落ち着いている今のうちに忘年会を分散させるのが狙いです。

11月の忘年会に、街の人は何を思うのでしょうか?
20代学生「いいと思います。年末にやると人が多くなっちゃう。前倒しでやると分散されていいのかなと」 50代会社員「いいんじゃないすかね別に。12月にやるのが一番雰囲気がありますけどやっぱり感染が恐いので」
一方で、島根県ならではの事情から、前倒しの効果を疑問視する声もあります。島根の11月は、全国の神々が出雲に集まる「神在月」。訪れる観光客も多く、実はもともと繁忙期なのだと、飲食店の経営者は話します。
ブロックスインダストリー・門脇義明社長「去年のコロナ禍もすごい観光客で逆に繁盛月。そこに忘年会をあてがわれるとバッティングもします。弊社としては11月に前倒しして忘年会が入ったところで、特にメリットがあるわけでもない」

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