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母国の家族に思いを馳せながら、ウクライナ避難民が“恩返し”のクリスマス会

ウクライナから日本に避難している留学生たちが、お世話になった人たちを招きクリスマスのイベントを開催しました。

ウクライナの歌や踊りを披露

日本経済大学(福岡県太宰府市)で開かれたクリスマスイベント。ステージの上で歌や踊りを披露しているのは、ウクライナから避難してきた留学生たちです。会場に招かれたのは、約200人。日本に避難して約9か月間に留学生たちが文化交流などでお世話になった人たちです。日頃の感謝の気持ちを伝えようと留学生たちが自ら考えたプログラムは、歌や踊りなどウクライナの伝統的な文化がふんだんに盛り込まれていました。
観客「素晴らしかった。私たちにできることを何かしてあげたいですね。孫たちとほとんど変わらないからですね」 観客「あの子たちといつも交流しているんです。それでその姿見れてよかったです。」
RKB小畠小畠健太「コンサートの後は、ウクライナ料理の試食会が開かれます。料理も留学生が自ら作ったということです」

留学生の手料理、ゆで餃子のお味は?


留学生が調理したのはウクライナの伝統料理「ボルシチ」や「バリェニキ」と呼ばれるウクライナ風ゆで餃子。参加者は、異国の料理を興味深そうに口にしていました。
地元の人「なじみのない場所で和太鼓という日本文化で交流できていることに感動しました。自分にできることはウクライナのことを思いながら、目の前のことを一つ一つしていくことしかないのかなと」
留学生のマリヤ・コルネヴァさん「ウクライナはとても強い国だと思います。もっと強く幸せと平和になってほしいです。安全になってほしい」 留学生のカテリナ・マニコフスカヤさん「楽しくて泣きだすくらい懐かしかったです。クリスマスを友達と一緒に過ごすのは初めてなんです。少し寂しくて母国がすごく恋しいです。でもきっといいクリスマスになると思います」
家族の元を離れたウクライナの留学生たち。1年前には想像もしなかった環境でクリスマスの日を迎えます。

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