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台風でもないのに19メートル級の「強風」はなぜ吹いた?空気が“おしくらまんじゅう”

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九州北部は大雨の峠は越えたものの、低気圧の通過に伴い各地で北寄りの風が強くなっています。そもそも風はどうして吹くのか。端的にいえば、気圧の差による空気の動きを風といいます。空気には押す力があって、つねに隣の空気同士で“おしくらまんじゅう”をしています。押す力が強い空気(気圧が高い)と押す力が弱い空気(気圧が低い)がぶつかると、強い方から弱い方へ空気が動きます。この空気の動きが風です。つまり、押す力の差(気圧の差)が大きければ大きいほど風が強く吹くことになります。気圧差は、低気圧が発達する(気圧が周りよりかなり低くなる)ことなどで生まれます。


◆瞬間風速19メートル、歩くのが困難な風も
「メイストーム」という言葉があるように5月は発達した低気圧が日本付近を進みやすい時期です。発達した低気圧は時に台風並みの強風、暴風をもたらすこともあります。また、台風は中心付近が近づくと急速に風が強まるという特徴があるのに対し、低気圧は強風の吹く範囲が広範囲にわたるという特徴があります。九州北部に大雨をもたらした低気圧は関東付近にまで進み、九州から遠ざかっているものの、九州北部では引き続き強風に注意が必要です。8日午前10時までに観測された最大瞬間風速は、福岡市で15.7メートル、宗像市で16.1メートル、唐津市で19.6メートルです。特に沿岸部では風に向かって歩くことが困難になるような強風となっています。


◆8日も各地に強風注意報、高波に気をつけて
8日午後2時現在、福岡県の福岡地方、北九州地方、筑後地方や佐賀県全域には強風注意報が発表されています。また、強風の影響で北部沿岸では波が高く、8日が3メートルのち2.5メートル、9日のはじめは2メートルの予想です。9日にかけて波の高い状態が続くため、海上では高波などに注意してください。

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