福岡空港の“門限午後１０時”「北九州空港に降りられるようにする案」関係団体が協議

今年２月、福岡空港の運用時間に間に合わなかった航空機が引き返した問題で、対応策の検討が始まりました。代わりの着陸先に、北九州空港を活用する案について、初めての会合が開かれました。


◆２４時間運用の「北九州空港」
北九州市役所で開かれた検討会議には、航空会社やバス、タクシー会社、宿泊事業者など、２６の団体が出席しました。この会議は今年２月、東京・羽田を出発した航空機が、午後１０時までとなっている福岡空港の運用時間に間に合わず、引き返した問題を受けて設置されました。代わりの着陸先として、２４時間運用の北九州空港を活用する案を検討します。


◆深夜の宿や交通手段の確保が課題に
初会合では、緊急着陸した航空機の乗客が宿や交通手段を確保できるよう、それぞれの事業者に協力を呼びかけました。これに対し交通事業者からは、ドライバーの人手不足などの問題が指摘されたということです。北九州市は「特定の事業者に過度な負担が生じないよう広範囲のネットワークを作りたい」とコメントしています。