ヨーロッパ料理と聞くと、イタリアンやフレンチ、スペイン料理を思い浮かべる人が多いはず。けれど福岡には、その先にある“ちょっと珍しいヨーロッパの食文化”を楽しめる店もあります。ジョージアや東欧、北欧など、それぞれの土地に根付いた料理には、知らなかった味や食材との出合いが詰まっています。異国感がありながら、どこか親しみも感じるのが面白いところ。今回はUMAGAで紹介してきた中から、福岡で味わいたい“深掘りヨーロッパ料理”の店3軒をご紹介します。
ジョージアのワインと料理が楽しめる、桜坂のナチュラルワインバー
『VIVANT(ヴィヴァン)』
桜坂エリアにある「VIVANT」は、ナチュラルワインと小皿料理を楽しめるワインバー。なかでも注目したいのが、福岡ではまだ珍しい“ジョージア料理”を味わえることです。ワイン発祥の地ともいわれるジョージアは、ヨーロッパとアジアの文化が交差する国。スパイスやハーブを巧みに使った独特の食文化が特徴で、この店ではその魅力を気軽に楽しむことができます。
代表的なメニューは、クルミのペーストを焼き茄子で巻いた「パドリジャーニ」や、ジョージア版の水餃子「ヒンカリ」。どちらも異国情緒ある香りと奥行きのある味わいで、ジョージア産のオレンジワインとの相性も抜群です。ナチュラルワインを中心に揃えるラインナップと合わせて、新しい味覚との出会いを楽しめます。
店内はカウンター中心のコンパクトな造りで、立ち飲みスペースもあり、0次会や2軒目使いにもぴったり。スタッフ全員がソムリエ資格を持ち、料理に合わせたワイン提案をしてくれるのも魅力です。福岡で“まだ知らないヨーロッパの味”を体験したいなら、ぜひ訪れたい一軒です。
『VIVANT(ヴィヴァン)』の詳しい記事は、コチラ
お酒とともに伝統料理を楽しむ、英国ガストロバブ文化を福岡に
『GASTROPUB ALES(ガストロパブ・エールズ)』
舞鶴にある「エールズ」は、福岡では数少ない本格ブリティッシュスタイルのガストロパブ。イギリスの“美食パブ文化”を体現する一軒で、リアルエールやウイスキーとともに、伝統的な英国料理を楽しめます。店内は本場のパブを思わせる重厚な雰囲気で、調度品や空間づくりにもオーナーの深いイギリス愛が感じられます。
注目は、九州でも早くから提供している“リアルエール”。炭酸ガスを使わずハンドポンプで注ぐことで、ビール本来の香りや味わいをそのまま楽しめるのが特徴です。ペールエールやポーターなど、クラシックな英国ビール文化を味わえるのは大きな魅力。
料理もまた本格派。「フィッシュ&チップス」や「シェパーズパイ」など英国の定番料理が揃い、細部まで丁寧に作り込まれています。特に和牛を使った自家製コンビーフは、滑らかな口当たりと濃厚な旨味が印象的で、人気を集める名物のひとつです。
単なる“海外風”ではなく、イギリスの食文化そのものを体験できる「エールズ」。福岡にいながら、旅するような気分を味わえる貴重な一軒です。
『GASTROPUB ALES(ガストロパブ・エールズ)』の詳しい記事は、コチラ
福岡にいながらオーストリア伝統のお菓子とパンを味わえる人気店「サイラー」
『Sailer(サイラー)』
福岡市南区長丘で長年愛され続ける「サイラー」は、オーストリアの食文化を福岡に伝える名店。オーナーのアドルフ・サイラーさんは、150年以上続くオーストリアの老舗ベーカリーの4代目で、本場の伝統を受け継いだパンや焼き菓子を届けています。
看板商品の「ダウアープレッツェル」は、香ばしく焼き上げた濃い焼き色と岩塩のアクセントが印象的。噛むほどに深い旨味が広がり、シンプルながら本場らしい力強い味わいを楽しめます。オーストリアで親しまれている「アップルパイ」も人気で、ほどよい酸味のリンゴとサクサクのパイ生地が好相性。素朴ながら満足感の高い一品です。
さらに、夏には果実感あふれるゼリーも充実。マンゴー杏仁やラ・フランスなど種類も豊富で、手土産としても喜ばれています。店内にはカフェスペースも併設され、パンやケーキ、軽食をゆったり楽しめるのも魅力。朝から営業しているため、モーニング利用にもぴったりです。
パンや菓子を通して、福岡にいながらオーストリアの日常を感じられる貴重な一軒です。
『Sailer(サイラー)』の詳しい記事は、コチラ
※各店の情報は記事の公開時点のものであり、営業時間や価格が変更になっている場合がありますので、予約前には一度ご確認ください。
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