
世界一の九州が始まる!
番組概要
九州で、情熱を傾け、挑戦する人たち。
命をつなぐ食の生産者、伝統工芸に新しい技術や素材を組み合わせる工芸家、若きクリエーター、最先端技術に挑む企業技術者や町工場、世界記録に挑むアスリート、人気ショップやイベントの仕掛け人、巨大建設物のプロジェクトリーダー・・・。
さまざまなジャンルで、「世界一」「オンリーワン」と誇ることの出来る九州の魅力を紹介します。
次回の放送内容
世界一の九州が始まる!▼めざせ世界基準!くの字のウォーキングポール【字】
番組内容1
大分市にあるフォレストゼミナールの代表取締役・森達雄さん(60)が開発した「くの字」の形状をした歩行杖「Issoku-CHO」。くの字に曲げることで、杖の先端が一足長前方に出るように作られ、ポールの先端を移動させずに1歩目から
歩き始めることができる。荷重をかけるとスプリング効果により、接地時のショックを吸収し、推進力として利用することもできる。
番組内容2
「Issoku-CHO」を世界のスタンダードにすると意気込む森さんの挑戦を追う。
制作
OBS大分放送
おことわり
番組の内容と放送時間は変更になる場合があります。
今回の放送内容

『“ふわふわ”で解決!空気でふくらむ可能性!』
子どもたちに大人気の空気で膨らむ大型のエア遊具、通称「ふわふわ」。エア遊具を中心にイベント遊具の開発から販売・レンタルを全国規模で行っているのが、宮崎県宮崎市に本社を置く「ワン・ステップ」だ。業界では西日本トップの実績を誇る。
ワン・ステップは、空気で膨らむという技術を、遊具だけではなくあらゆる業界の課題解決につなげようと奮闘している。
まず、新型コロナの流行でイベントが激減した際に、感染症患者を隔離しウイルスが外部に流出しないように気圧を低くする「エアー式簡易陰圧室」を開発。簡単に持ち運び設置することができ、全国から需要があった。
その後も、建設現場の落下事故被害を軽減させる「セーフティーエアマット」や獣医師や動物の負担軽減につながる「エアー式動物用手術台」など、エア遊具の技術を活用した空気で膨らむ商品を次々と開発している。
山元洋幸社長(48)は「空気を入れるだけで小さいものが大きく膨らみ、さまざまな形になる技術で日本独自の商品を開発し、世界にも発信していきたい」と意気込む。
ワン・ステップの、業界のニーズを捉えた柔軟なアイデアで、課題解決に挑戦する姿とその技術を追う。
会社名:株式会社ワン・ステップ
住所:宮崎県宮崎市清武町今泉甲4625-1(本社)
電話:0985-64-5399(本社)
HP:https://onestep-miyazaki.com/?srsltid=AfmBOopnOpzc9-8vqlYAlLFn8rPuOCLjLxulatwH6TqLzJQjVOvIKv_t
取材後記
イベント会場などでよく見かけるエア遊具、「ふわふわ」。私自身、幼い頃に遊んだ記憶もあり、今回の取材時にも少し体験させていただきましたが、大人となった今でも、心が踊りました。
「ワン・ステップ」は、毎月、全従業員でアイデアを出し合い商品を開発しているそうですが、取材時には、山元社長、従業員の方々から活気とチームワークを常に感じました。また、良いアイデアが生まれたら、すぐに商品化に向けて動き出すというようなスピード感もあり、コロナ禍で売上が9割ほど減少した業績を救ったという「エアー式簡易陰圧室」は、どこよりも早く開発したということでしたが、山元社長が築いてきたそのような会社の雰囲気でピンチを乗り越えられたのではないかと思います。
エア遊具の技術を応用し、あらゆる業界の課題解決に向けた商品ですが、今回、紹介したもの以外にも、災害時に避難所などで使用するパーテーションや熱中症対策向け「冷却ミストテント」、屋外イベントや建設現場で熱中症対策や雨よけ対策にもなる「エアー式遮光テント」など、多くの商品があり、どの商品も「あったら絶対便利!」と驚くものばかりでした。
山元社長も話していましたが、空気を入れるだけで簡単に小さいものが大きくなり、さまざまな形に膨らむ商品は、どんな業界でも生かせる、生かすべきだと思います。今後も“空気の可能性”を膨らませ、画期的な商品が生まれていくのを楽しみにしたいと思います。
(MRT宮崎放送/長友幸生)
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