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『可能性は無限大!進化する段ボール』

大切な商品を「守る」、「運ぶ」。流通業界で欠かせない「段ボール」。
鹿児島県日置市の日之出紙器工業は、九州でもトップクラスのシェアを誇る段ボール製造会社だ。段ボールの他、化粧箱の製造、デザインも手掛けている。


社長の守田豊彦さん(63)のモットーは「地域、地元密着産業」。「段ボール」で地元貢献が出来ないか、いつも模索している。災害時の避難所用として開発した「段ボールベッド」や「パーテーション」もその思いから生まれた商品だ。


折りたたんで持ち運べ、簡単に組み立てられる「段ボールベッド」は大きさや強度に独自に改良を加えた。避難生活を送る人のプライバシーやストレスなどを軽減しようと、様々な高さの「パーテーション」も開発した。県内の様々な自治体と協定を結んでおり、災害時に活用される予定だ。
さらには「段ボールロボット」や「甲冑」など、私たちが考える段ボールの枠を超えたものを作っている。


斬新な企画とアイデア力で「段ボールの可能性」に挑戦する姿を追った。

 

 

企業名:日之出紙器工業株式会社
代表者:代表取締役社長 守田豊彦
住 所:鹿児島県日置市伊集院町麦生田2158
電 話:099-273-9066 ※対応窓口は総務課
メール:ホームページ問い合わせフォームより
ホームページ:http://hinode-shiki.co.jp
Instaglam:なし
 

取材後記

通販業界の成長で段ボールに触れることも多くなりましたが、単に中身を「運ぶ」「守る」だけではなく、私たちの固定観念を思いっきり覆すアイテムに進化を遂げていました。


番組で紹介した段ボールベッドやロボット以外に、着られる甲冑や避難所での使用を想定したトイレも試作していて、繊細な形に変化することに「無限の可能性」を感じることができました。
その根底にあるのは社員の皆さんの段ボールやパッケージへの愛で、部署は違えど「いい商品を作る」という情熱です。


それを象徴するのが守田社長の言葉。「我々は製造業であると同時に『サービス業』である」「地域密着・地域貢献の大事さ」について、社員のみなさん異口同音に話されていたことが印象的でした。
斬新なアイデアと企画力で今後どんな段ボールやパッケージが生まれるのかが楽しみです。


(MBC南日本放送/村上隆二)

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