シーカヤックと火おこし―やまプリSP in 対馬 宝の島をごちそう山!―
暮らし
穏やかな浅茅湾が広がる対馬では、親子でシーカヤックが楽しめます。
やまプリ隊も楽しく海へこぎ出すはずでしたが、①「城山」で始まった光ママと本田アナのバトルが本格化。
たどり着いた無人島ではバチバチの火おこし対決も・・・
やまプリ隊も楽しく海へこぎ出すはずでしたが、①「城山」で始まった光ママと本田アナのバトルが本格化。
たどり着いた無人島ではバチバチの火おこし対決も・・・
番組詳細
<登場人物>
■YAMAP専属ガイド・前田央輝氏(以下、ひげ隊長)
■庄司智春氏(以下、庄司)
■本田奈也花アナウンサー(以下、本田)
■光ママ(以下、光ママ)
■現地ガイド・西護/にし まもる氏(以下、西)
■ナレーション(以下、NA)
ひげ隊長:おはよう山(さん)です!
光ママ&本田:おはよう山(さん)です!
ひげ隊長:っていうことで、今日は海! 海ですよ.
光ママ:海ですねー!
ひげ隊長:今日、海で何をすると思いますか? ドーン! シーカヤック!
光ママ:わかっとった。その前に大事件が起こってるって。これ(ライフジャケット)が入らんけん!
ひげ隊長:ほんまや!
光ママ:スタッフ、なんでこれば用意したと?
ひげ隊長:対決です、覚えてますか?
光ママ:きれいどころ選手権でしょう。
NA:前の日に突如始まった対決はまだ続いています。2人乗りのカヤックで隊長がチェックするのは、やまプリ隊員として欠かせない協調性です。
光ママ:バチバチの2人を逆に一緒にすると……。
ひげ隊長:そういうこと、そういうこと。まずチームワークを見させてもらって、無人島を目指すんですよ。
光ママ&本田:無人島?
NA:2人が目指すのは、港からおよそ2キロ離れたこの無人島。辺田島(へたじま)と呼ばれています。対馬エコツアーでは大人6,500円、中学生以下は4,500円でシーカヤックに乗ることができるんです。ということで仲良く漕げば、30分くらいで島にたどり着くはずのシーカヤックツアーが始まりました。
光ママ:おお! どうこれ隊長?
ひげ隊長:いい感じいい感じ!
光ママ&本田:楽しい! 楽しい!
光ママ:戦いだったけど仲良くなるかも!
ひげ隊長:これ協調性やから!
NA:穏やかな浅茅湾に漕ぎ出し、順調なスタートかに思われましたが……。
光ママ:ちょっと漕ぎなさいあんた! なに休憩してんのよ!
本田:わかりました、ちょっと疲れた。
光ママ&本田:「右! 左! 右! 左!」(声をそろえて掛け声)
光ママ:ちょっとなんでこっちに行くのよあんた! 何で?
NA:全く息が合わない2人。耐えかねた光ママは……。
光ママ:もう無理です! 一緒にやれません!
光ママ&本田:「右! 左! 右! 左!」(声をそろえて掛け声)
ひげ隊長:ななちゃん、後ろ見て。
本田:なんで漕いでないの?
ひげ隊長:協調性がどっちもないのは間違いないですね。
光ママ&本田:「右! 左! 右! 左!」
本田:速い、隊長!
光ママ:右の砂浜って言われたでしょう?
本田:左に向かってます!
光ママ:右の砂浜に着けてくださいって言われたでしょう? ほら! 座礁しちゃった。
NA:仲良しなら30分で着くはずの無人島に、50分もかかって到着です。
ひげ隊長:それで結果! この2人の対決は、どっちもマイナス査定。
光ママ:くそ~!
ひげ隊長:ただ、対決は終わってないから。火をこれから起こしてもらいますので。
光ママ:隊長が使っていたたばこのライターでつければ……。
ひげ隊長:最終的にはそれもあるわ。
NA:ライターを使わなくてもいいように、2人に挑戦してもらうのはある道具を使った火起こしです。先に火をつけたほうが勝ちというシンプルなルール。ここでも現地ガイドの西さんにご指導いただきます。
ひげ隊長:これは?
西:これは「弓ぎり」ですね。(弓ぎりを動かし始める)
光ママ:うわ、すごい!
本田:すぐ出てきた!
ひげ隊長:きたきた!
光ママ&本田:煙が立っている!
西:これが、お線香みたいな状態になっているかと思います。
光ママ:すごい! それを……!
ひげ隊長:ほらほらほら!(お線香状態のものに息を吹きかけると火のようなものが)
光ママ&本田:すごい!
ひげ隊長:きたきたきた!(着火する)
一同:すごい!
ひげ隊長:ではもう1パターン。
西:(次は舞切り式火起こし)。原理は全く一緒なのですが、これを押します。押すと戻るのですね。
本田:なるほど! もう出てきた!
NA:それぞれ道具を選びバチバチの対決へ。火を起こす前から火花が散っています。
ひげ隊長:いざ、戦え!
光ママ:歯切れ悪か、なんか。
西田:なんかいい感じ。
光ママ:最初はゆっくりのほうが良いのかも。で、穴がちゃんと空きだしたら……。
本田:一生つかない気がする。急げ!
ひげ隊長::(無言で火起こしをする光ママに向かって)いい感じ、いい感じ。
光ママ:いい感じよ!
NA:ここで、光ママに火種が。
西:もうだいぶいい感じですね。
光ママ:念には念を……。(火種をお線香上にしたものに息を吹きかけながら)つけよ!」
ひげ隊長:つく、つく!
光ママ:火種は見えるのよ。アッチ、アッチ(熱い、熱い)! コツは何ですか? 手にのせてからの。
西:あまり強く吹きすぎても……。いい具合に。
光ママ:それ先に言うてよ!
西:強く吹きすぎても、火種が崩れたりする。
光ママ:最初から言えよ~! 何で~!
本田:行きます! 西さん、できな~い!
NA:全く火の着く気配がない本田隊員を尻目に、光ママ、今度こそ火つけ成功か?
光ママ:どうかしら? ああ、ちょっとちょっと~!(火が風に飛ばされる)。それはないでしょう……。
ひげ隊長:はい、終了! ここはひとつ提案があります。共同作業でやってみませんか。さっき見ていて、光ママは最初にギコギコ削るのは上手だったけど、火種をフーフーして火を起こすのは下手くそ。だから、本田さんはフーフー担当。
光ママ:ギコギコ担当? 割に合わない! あと私もう、手がパンパンたい!
NA:結局、光ママがギコギコ担当に。
本田:煙立ったよ!
NA:風あてないでよ?
本田:ガードしてる!
ひげ隊長:そこ、風下だけど大丈夫? 風下にいてもしゃーないで。
光ママ&本田:いち、にい、さん、し! (掛け声をかけながら作業)いい?
本田:いい感じ、いい感じ。
光ママ:包み込んで……、火傷せんようにね。やさしくよ、やさしく。
本田:あちちち……!
光ママ&本田:あ、きたー!!! 良かったー!!!
ひげ隊長:ついた!
光ママ:やっぱり、吹き加減も大事とね。私、やりっぱなしに吹きよったもん。ずっと、ライバル、ライバルと言ってギクシャクしながらきましたけど、私一人の力では、この火はつけられなかった。火種をつくるのは得意だけど……。見たでしょ? フーフー。
ひげ隊長:やさしかった。
本田:私、火種すらつけられなかったので。そこをつけてくれたのは光ママですし、リスペクトですよ。
ひげ隊長:それを学んで欲しかったの、2人に。
光ママ:2人とも隊員で。席は、交代交代で。
本田:えっ、交代交代なの?
ひげ隊長:この火で、仲直りの紅茶でも飲みますか。
光ママ:めちゃめちゃ汗をかいたので、紅茶よりも水が飲みたいです。
NA:争いの火種は消え、代わりにつけた貴重な火で、おいしい対馬紅茶を入れました。銘菓の「かすまき」と一緒にごちそうさん。今回は西さんの道具を借りて特別に無人島で体験しましたが、火起こしをするならキャンプ場「あそうベイパーク」がおすすめ。道具を持ち込み、家族で協力して火をつけてみましょう。
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