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驚きのおいしさ!「JA松本ハイランド」のすいか。

JA全農長野の箱ごとプレゼントの見本としていただいた信州産=JA松本ハイランドのすいか。富永倫子&山口たかしのハートを鷲づかみにしました~。すいかなのに濃厚な甘さ!ジュワジュワの水分!シャリッとした食感!「シャリシャリ」「ボタボタ」と音を食べながらコーナーをスタートさせてしまい、リスナーの皆様をすいかワールドに引きこんでしまいました(笑)。このすいかが栽培されているのは、信州まつもと空港に近いエリア、空港の西のあたりです。おいしさの理由のひとつが畑の標高が600~800mと高いこと。昼夜の温度差と日照時間の多さが、糖度の高さやシャリッとした食感を生むのだそう。おいしさのさらなる理由について、JA松本ハイランドすいか部会副部会長の太田雅利さん(写真中)は「水がおいしいから。すいかもおいしい水を吸ってますのでね。ここの水はアルプスの山からの水です。アルプスから出て梓川に入ってここまできますから」と。つまり、松本ハイランドのすいかを食べるということは、アルプスを食べてるってこと!?上高地を食べてるってこと!?ひゃーーーー!
 


松本ハイランド産のすいかが確実においしいのは、私たちの手元に来るまでに厳しいチェックを越えてきてるからなのです。収穫されたすいか達は「すいか共選所」に運び込まれます。今年、新しい選果ラインが完成し、より厳密なチェックが可能になりました。担当のJA松本ハイランド波田支所・野菜特産指導係長の渡邊裕さん(上の写真左)が案内してくれました。「機械を通して判別して等級別に分けて出荷しています。すいかを切れないので機械で内部判定します。糖度平均や『すき』と呼んでいる中の空洞の有無とそれがどの程度なのか、中が割れていないかなど細かくわかります。結果ハネ出されちゃうのもありますね。形状の悪いものとか」とのこと。近くで写真撮影はNGだったので全体の雰囲気だけお見せしますが、カメラとかセンサーとかいろいろありましたね。そして、コンベアーで運ばれて自動でチェックされるすいかの下には樹脂製?のクッションのような支えが!さらに言うと、運んできたトラックから降ろされる一時置き場のようなところもウレタンっぽいマットが全面に敷かれているし、そこから最初に入るコンベアーにも同じようなマットが施されています。共選所に到着後のすいかたちは一切固いところをゴロゴロ転がされることはないのですよ。汚れ取りも、洗車機みたいな自動モップが回転して拭く装置がありました。
 

 


でもでも!実は収穫されたすべてのすいかが共選所に来られるわけではないのです。渡邊さん(写真左)曰く「畑での検査で合格をもらわないと共選所に出せないんです」と。朝、検査員が圃場に行ってすいかを一玉切って、糖度と食味を測るのだそう。それも圃場ごとに検査があるのです。たくさん畑を持ってる人は畑ごとに検査が行なわれるとのこと。露地物が採れる7月~9月中ごろまで、ほぼずっと検査が続くのだそうです。JAの職員だけでなく生産者さんも当番で検査員をやるので、忙しさは半端ないと思いますが、関わってる全員が「いいすいか」を作る共通の目と意識を持ってるってことですよねえ。それがブランドキープのキモかもしれない…。
 

 


「収穫までこぎつけたから安心というわけではないんですね」とすいか部会副部会長の太田さんに申し上げたら、「そうですねえ。うちのかみさんなんか『行っといで~』ってしてる(手を振る)」との返答。さらに「すいか作ってても『おいしくなるんだよ~』って声かけながらやってる(なでなでしてる)。『あ、なんかつぶやいてるなー』って思いながら見てますけど」と笑ってお話してくれました。畑でも、すいかの下には透明なプラスチック?製の台座が敷かれるのだそう。透明だとお日様を通すので、お尻まできちんと緑×黒の縞々カラーが入るんですって。また、実の上につるがかぶるのですが、かぶりすぎで日光不足にならないようちょっと広げて陽を当てたり、当たり過ぎたらワラをかけたりと、いろいろ面倒をみなくちゃならないのだそうです。もちろん、まんべんなく日が当たるようすいかの玉を回してあげたりも。うううむ。松本ハイランドのすいかはお嬢様だーーーーっ。
 

 


ハイランドのすいか畑、思ったほどすいかがゴロゴロしていません。これは、厳選した玉だけが育てられているから。一つの株から4本のツルを出すのが基本だそう(家によっては5~6本の場合も)。そして花がついたら人工受粉!これにより玉にバラつきがなくなるんだそう。「何月何日に採れるすいか」というのが受粉からの日数で決まってくるので、蜂におまかせ~なんてのはないんだそうです。受粉後はどんどんツルが伸びてきますが、蜂が勝手につけちゃった=管理してない実は取り除かれます。一本のツルに1個だけ残して大きくして、さらにいいのを選んで、最終的に1つの株から採れるのは2個か3個に絞り込まれるのだそう。想像以上の選ばれ具合ですーーー!
 


結実からの積算温度、気温や雨量も全て記録される松本ハイランドのすいか。出荷時にすいかに貼られているシールから、全部の情報を知ることができるというすごさです。また、ハイランドのすいかは「赤いところが多くて、皮に近い白いところが薄い」というのが私の印象なのですが、渡邊係長曰く「適時収穫をしているから赤い面が鮮明になるんです。きちんとタイミングを指示して収穫してもらうよう指導しています」とのこと。いやあ、畑から検査して箱づめされるまで、綿密な計画とチームワークがなされてこその「松本ハイランドすいか」なんですねえ。
7月上旬から8月半ばまで「すいか村」なる直売所も開設されます。帰りの飛行機に乗る前にすいかを買うのもあり!ですね。

□ JA松本ハイランドすいか →  https://www.ja-m.iijan.or.jp/suika/
□ JA全農長野 →  https://www.nn.zennoh.or.jp/
□ 新まつもと物語 →  https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト →  https://www.go-nagano.net/
□ 信州まつもと空港地元利用 →  https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/

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