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財津和夫が「大丈夫さ」という言葉に込めた思いとは

ULIP・財津和夫が、時には自らの詞が与えた影響を追認識する『グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側』。今回は、「大丈夫さ」という言葉に関してのお便りを紹介する。

「頑張って」は使わず「大丈夫さ」

「最愛の主人をなくした後『頑張って』という言葉が大嫌いになりました。無責任にプレッシャーを与える言葉です。私はそれ以降、この言葉は使いません」
「『大丈夫さ』は、励まされるだけじゃなく、自分にも暗示をかけて、前に進める勇気と希望を与えてくれる言葉です。財津さんがこの言葉をキーワードに選んだのがわかる気がします」
病気や事故により、何度も生死の狭間をさまよった経験を持つリスナーの長文メッセージから、2つの言葉が持つ印象の違いの部分を要約させていただいた。
(※番組でメッセージを紹介する際に「人生はひとつ でも一度じゃない」の歌詞に対して、という説明が抜けていました。ここで補足させていただきます。)
財津が答える。「確かに、(歌詞の中で)『頑張れ』という言葉は使わないようにしました。それを読み取って下さって、作った者としてはすごく嬉しいです」

「なるほどね」にさすがですね、と感心

武田アナから、生活の中で心がけている言葉の使い方を問われた財津は、大学を中退してレコードデビュー、いきなり社会人の仲間入りをした時に学んだ事をあげた。「なるほどね」と「さすがですね」という2つの言葉を使っている人を見て、まさになるほど! と思い、特に目上の人には「なるほどですね」と丁寧な言葉遣いに気を付けつつ良く使ったらしい。
私も参考にさせて頂こうと思います、と武田アナ。で、さっそく「財津さん、さすがですね!」

今日の一曲は、もちろん今回の話題「人生はひとつ でも一度じゃない」。財津自身も闘病が続き、復活のコンサートツアーもコロナ禍により全て中止・延期を余儀なくされていた閉塞状態の2020年(令和2年)に発表された財津のメッセージソング。ミニアルバム、そしてシングルCDとしても発売された。
「大丈夫さ」というフレーズが、タイトルでもある「人生はひとつ でも一度じゃない」よりも多く(10回以上も)リフレインされている。

次回の放送4月2日も、通常通り18時15分(午後6時15分)から。
アメリカのヒットチャート「ビルボード」についてお話しします。

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