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ロボットでロコモ改善!LOCOBOT

生体力学が専門の准教授が実に楽しいロボットを誕生させた。その名は「ロコボット」。直径10センチほどの球体を遠隔操作で動かしてピンを倒す。操作の方法は特殊なボードの上に立っての体重移動。体重を前にかけると球体は前へ。体重を右足にかけると球体は右へ。これでピンを倒そうとすると素早い体重移動が必要になる。真剣にやるとかなりの運動量。筋力も使う。

子供から大人まで、大はしゃぎで盛り上がるこの装置は運動機能の低下、“ロコモーションシンドローム”を改善するために開発されたものだ。

開発したのは、宮崎大学工学部のバイオメカニクス研究室を率いる山子剛准教授。研究室ではインプラント(人工関節)の開発やモーションキャプチャーを利用して野球選手の故障を予測するなど医学部と共同しユニークな研究を続けている。ロコボットは当初、高齢者向けだったがケガなどのリハビリにも有効とされ、整形外科でも使われ始めると予想以上の成果を発揮。

さらにコロナ禍で外出自粛が続き、子供から大人まで筋力の低下が問題となっていることもあり、医療関係者から大きな注目を集めている。
ユニークで実用的な医療器の魅力と開発の裏側に迫る。
取材先:LOCOBOT株式会社(宮崎大学発ベンチャー企業)・宮崎大学工学部
担当者: 宮崎大学工学部工学科 機械知能工学プログラム 准教授 山子 剛
住所:宮崎県宮崎市学園木花台西1-1
Instagram:https://www.instagram.com/locobotjp/ HP:https://www.locobot.jp http://www.cc.miyazaki-u.ac.jp/yamako/ その他:詳しくは,インスタやHPにて! ご活用例を紹介しています.

取材後記

工学と医療が連携して開発した「LOCOBOT」。山子先生が開発したきっかけは、ロコボットの前に作った「ロコスタ」という機械でした。「ロコスタ」はボードに立って、すばやく立ち上がる事でそのバランスとスピードでロコモ年齢を測るというシンプルなもの。これをある高齢者に体験してもらったところ、「自分のロコモ年齢はこんなに高くない!」とお怒りになったそうです。そこで、山子先生は誰もが嫌な気持ちにならず、楽しくロコモ改善できるものを、ということで「LOCOBOT」を開発しました。山子先生がモノづくりをする上で大切にしていることは「楽しむこと」。どんな事でも楽しくなければ継続できないということを山子先生はいつも考えています。

コロナ禍で外出自粛が続き、子どもから大人まで筋力の低下が問題になっていることもあり、大きな注目を集めている「LOCOBOT」
山子先生がこれからどんな楽しいモノを開発するのか、楽しみです。

(MRT宮崎放送 / 木山奈緒)

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