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9回目も糸島の伝説を訪ねます。

※写真は庄屋さんの家の柱に残る刀傷
塩石という名前のついた石は、糸島の神石という場所にありました。
住宅付近の住宅地の中の入り口近くに置いてありました。
塩石の大きさは、幅が両手を伸ばした位で、厚さが30センチ程の石でした。
ここは、かつての庄屋さんで、或る時、飢饉がこの地を襲い多くの住民が飢えに苦しみました。
そこで、この庄屋さんは飢えから住民を救おうと、自分の財産を投げ出して、石の上におにぎりを置いて、飢えた住民を救ったのでした。
それでも、一揆が勃発します。その時、庄屋さんに救われた住民は庄屋さんを襲ったフリをするため、庄屋さんの家の床の間の柱にナタ傷や刀傷をたくさんつけて、庄屋さんを襲うこともなく、助けたのでした。
その傷が今でも庄屋さんの家の柱にはたくさん残っているのです。 糸島の歴史散歩にぴったりなムック本が「知っとうかいな糸島」。
糸島の歴史と食の関係を掘り下げた情報にワクワクします。
平原王墓を中心に、朝日の昇る位置を正確に把握して稲作に反映させていた「光のカレンダー」や、古事記に書かれた天孫降臨の神話は伊都国代々の王様の話かもなど、読んで楽しい見て楽しい本に仕上げたのは編集長の弥冨明子さん。
イラストも担当しています。古墳からの出土品や神社の祭神、糸島の地形も考察に入れ、「糸島の野菜はなぜおいしいのか」を伊都国の時代に遡って読ませてくれます。糸島エリアの本屋さんやネット通販で入手してください!
知っとうかいな糸島 → http://shittokaina.com/

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