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国宝・松本城!

五重六階の天守閣は城の中では日本最古。戦国時代に建てられた(1593~94築)部分と、江戸時代に入って建てられた(1633年築)部分の二つの様式を見ることが出来る“一粒で二度おいしい”お城です。城の造りは平穏な時代に入ると壁の厚さは半分になり、開放部は大きくなり、飾りもついたりして、なかなかおもしろいです。
石垣の高さは4.8m。姫路城の15mや熊本城の20mくらいに比べると低いのは、ここが複合扇状地という弱い地盤だから。戦国時代に造られた(写真右3分の1くらい)部分の石垣は400年ほど前の築城時のまま。江戸の部分は、昭和27~30年の修復の時に積み替えました。しかし…昭和積みの方にはほころびが出ているのに戦国時代のはノヅラがぴしっとしています。おそるべし、いにしえの築城技術。

傾斜61度の階段を乗り越え高さ27mの天守閣に登ると、すこーんと展望が開けます。

乗鞍や槍ヶ岳も見渡せる、つまり山を越えてくる敵は全て見張れる戦略上の利点が押さえられています。今は誰でも登れる天守閣。昔は、組といわれる部隊ごとに分かれた武士集団の中で成績優秀な者だけが、「お城拝見」といって登ることを許されたのだそうです。

松本城を見学する時は、ぜひボランティアガイドさんの説明を聞きながらが楽しいと思いますよ。一人からでもOKだそうです。冬期だけは事前に予約してください。
松本城 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/wordpress+index.p+192.htm 

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