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生きていた座敷牢 その後

2019年第15回
制作:TBSテレビ
ディレクター:原義和 秋山浩之

テレビドキュメンタリーの草分けのひとり、吉永春子(2016年11月没)。
「魔の731部隊」「未復員」「街に出よう」など、社会の闇に切り込む問題作を次々に世に出した元TBSの記者である。吉永は1972年、沖縄の私宅監置について取材していた。
私宅監置とは、精神障害者を法律に基づき自宅の一角などに閉じ込めた制度のこと。日本本土では人権上、問題とされて1950年に廃止となったが、日本から切り離されていた沖縄では復帰する1972年まで制度として残った。
家族や地域が固く口を閉ざしてきた知られざる沖縄の戦後史。吉永はそこに踏み込み、カメラを向けていた。
当時、吉永は沖縄で何を見て、何を伝えようとしたのか。取材を受けた人たちは、その後どうなったのか。「生きていた座敷牢」のその後を追い、闇に葬られてきた沖縄の負の歴史にあらためて光を当てる。

各局の放送予定

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