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変わる城下町 ~熊本地震から1年2か月~

2017年第14回
制作:RKK熊本放送
ディレクター:藤本 聖子

熊本市中央区の新町・古町地区は、熊本城の城下町。中心市街地と熊本駅の間に位置するため、交通の便が良く、ビルも数多くあるが、その中には、築100年以上が経過する江戸時代の様式の木造家屋「町屋」や、 大正時代に建てられた歴史的建造物が、約300軒点在している地域でもある。住民は、その風情ある佇まいを、“地域の大切な財産”と位置付け、地道な保存活動を続けながら、観光資源としても活用してきた。
ところが、去年4月、2度にわたる大地震が起きる。城下町では、最大震度6強を観測。住民が守り続けてきた城下町の景観は、壊滅的な被害を受けた。
応急危険度判定で“赤紙”を貼られた多くの「町屋」。それらの修復には、多額の費用がかかり、これまでの制度では、公的な支援が無い。地震から1年が過ぎた現在も修復の見通しが立たない。 解体か修復か葛藤し続ける人もいれば、泣く泣く解体を選び、長い歴史に終止符を打つ人も…。
“熊本城は残っても、城下町は消滅するかもしれない。”彼らの「町の誇り」は、守り続けられるのか?地震によって変化するのか?城下町に住む人たちの日々を追った。

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