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子どもたちへ笑顔の贈り物~フィリピン集団医療ボランティア~

2016年第13回
制作:TUYテレビユー山形
ディレクター: 佐藤浩

2015年6月、フィリピンで大規模な医療ボランティアが行われた。子どもたち500人以上を手術しようというものだ。その病気は「口唇口蓋裂」。唇や口の中が裂けた状態で生まれる先天性の病気で、日本を含めアジアでは500人に1人の割合で生まれるといわれる。日本では生後間もなく無料で手術が行われるが、アジアの貧しい国では多くの子どもたちが手術を受けられないでいる。 こうした子どもたちを救おうと行われた医療ボランティアに、NPO法人「オペレーション・スマイル・ジャパン」が医師団を現地へ派遣。この中に「少しでも役立てば」と2人の幼い娘を実家に預け、フィリピンへと飛んだ医師がいる。山形県出身の形成外科医、服部こずえさん。中学生の時に海外医療ボランティアのテレビ番組を見て医者を目指した人物だ。 活動初日、マニラの病院には子どもを抱いた大勢の母親が集まった。口唇口蓋裂というハンディを持つ子を持ちながら、多くは経済的な理由で治療を受けられないのだ。その中には、口唇口蓋裂の重症例“顔面裂”の少女の姿も…。 子どもたちが手術を受け本来の“顔”を取り戻すまでの様子を密着取材。アジアにおける口唇口蓋裂の実情とともに、日本の「医療ボランティア」という国際貢献の姿も浮かび上がる。

子どもたちへ笑顔の贈り物~フィリピン集団医療ボランティア~

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