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未来へ~原子野からの息吹~

2016年第9回
制作:RCC中国放送
ディレクター: 藤原 大介
1945年8月6日、広島市に原子爆弾が投下された。
街は一瞬で廃墟となり、放射能にも汚染され、「70年は草木も生えない」と報じられた。その焦土のこん跡は、平和公園の地下に今も残る。
「奇跡」とたたえられた被爆地の復興は、どのようにして成し遂げられたのだろうか。 「この焼け跡が復興できるのか。ほかの場所に新しい街を作ろう」行政からは一時、都市の再建をあきらめる声が上がっていた。しかし、翌年の春には草木が生い茂り、人々はこの地に留まることを選んだ。そして、懸命に生き抜いたのだ。

被爆3日後から路面電車を走らせた女学生。家族もわが家も奪われ、バラックで雨露をしのいだ被爆者。闇市の露店で干し柿を売った復員兵。 やがて広島には、復興の槌音が響き始める。しかし、地中には多くの犠牲者が眠っていた。
番組では、原子野で命をつなぎ、復興の息吹を生んだ人々について紹介 する。また、70年前の塗装が再現された被爆電車の運行など、復興を 語り継ぐ営みについてもお伝えする。

各局の放送予定

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