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9回目も筑紫野市の阿志岐山城の話しです。

筑紫野市の阿志岐山城は宮地岳の山腹にあります。阿志岐という場所は大宰府政庁があったの都府楼からも近い場所にあります。
従って、ここは政庁に勤める官僚たちが都へ帰る時の別れの場であり、付近一帯はなだらかな丘陵地でのどかな田園風景が広がっているところから、この場所が和歌遊びをする場所でもあったということで、ここでうたった歌が万葉集にもいくつか残っています。
阿志岐は奈良時代には蘆城と書いたそうです。ここにはかつて30里ごとに置かれた駅(うまや)もあったとか。
その重要な倭国の拠点だった大宰府を防衛するために阿志岐山城は作られたのではと見られています。
みやま市山川町大谷地区。ここは民話「はなたれ小僧」の発祥の地なんです。
貧しい夫婦が「はなたれ小僧」のおかげで大金持ちになるものの、恩を忘れた扱いをし、結果、もとの貧乏にもどってしまう……という内容です。
詳しくは放送内容をお聞きください。
地区にお住まいの竹内郁子さんに教えてもらいました。
大谷地区ではこの民話を大切にし、真弓橋のそばに「はなたれ小僧さま」の像を作り守っています。
まんまる笑顔にはなたれ二筋がかわいい!ここはスクールバスのバス停「はなたれ小僧様前」でもあります。

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