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小分け革命!はかり知れない計量器

お店にならぶ袋詰めの野菜。大きさも重さもバラバラな野菜を人の手で適量に組み合わせるのだが、その作業は過酷だ。少しでも作業が遅れると野菜が育ちすぎて売り物にならないため、生産者は連日徹夜で小分け作業に追われる。

しかし、過酷な小分け作業に革命を起こす計量器が熊本で誕生した。
オーケープランニング(熊本市)が開発したテーブルコンビは野菜の小分けが瞬時にできる計量器だ。付いているのは計量皿とランプが12個ずつ。たとえば皿の上にニンジンを1本ずつ載せると、12本のニンジンから設定した重量の最適な組合せをランプで教えてくれる。300グラムでも400グラムでも希望の組合せが一瞬で分かる、まさに小分け革命!

社長の波多江満さん(51)は元々、大手計量器メーカーに勤めていた。しかし本当に生産者が求めている計量器を作ろうと、6年前に退職・起業。生産者の声を開発に反映しようと、現場と会社を往復する毎日だ。

開発から3年、テーブルコンビは全国に広がっている。次に見据えているのは世界だ。世界への足掛かりを築こうと、オーケープランニングは独自の戦略で勝負する。
生産者の声と一緒に成長する、テーブルコンビの可能性ははかり知れない!
■取材先
会社名:株式会社オーケープランニング
担当者:波多江 満(はたえ みつる:代表取締役)
住所:熊本県熊本市東区長嶺東5-6-78-206
電話:096-388-7147
HP:https://www.tablecombi.com/

取材後記

スーパーで当たり前のように並ぶ袋詰めの野菜。こんなご時勢、てっきり機械が袋詰めするのかと思っていたが、まさか人の手だったとは…。野菜は形も大きさも重さも全部バラバラ。あーでもない、こーでもないと指向錯誤しながら適量の組合せを見つけるのは、さぞかし大変だろう。 今回紹介したテーブルコンビが野菜・果物生産者にとっていかに画期的な機械なのか、取材をする中で少しずつ理解した。それと同時に、はかり屋として生産者と向き合い続ける波多江さんの姿勢、現場の声をカタチにしてしまう行動力に舌を巻いた。

放送の中では触れられていないが、波多江さんはかつて大手計量器メーカーで働いていた。安価な計量器の開発も、レンタルサービスもずっと会社に訴え続けてきたが、受け入れられることはなかった。会社がやらないなら俺がやると、脱サラ・起業した。波多江 満とは粋な男なのだ。

困っている生産者がいる、助けを求めている生産者がいる。その声にどうにかして応えようと、波多江さんをはじめオーケープランニングの皆さんは今日も現場と開発室を行ったり来たりしているに違いない。
担当:RKK熊本放送 妹尾勇気

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