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ピザで島おこし!漁師の挑戦

福岡市の離島・小呂島。人口約160人、そのうち約50人が漁師だ。その小呂島の広報マンが、漁師・島田乾生(げんき)さん(33)。小呂島の魅力を発信しようと始めた「島おこし」の1つが加工品の強化。島をとりまく玄界灘で水揚げされた魚介を無駄にすることなく、加工できないか?とタッグを組んだのが、ピザ職人・嶋岡圭吾さん、本場イタリアの「四角いピザ」を初めて日本に持ち込んだ料理人だ。

 

漁師とピザ職人の商品開発が始まった。材料は小呂島の「イサキ」と「ヤリイカ」。旬の時期に水揚げしたイサキは、電磁波と磁力のハイブリッドによる「高性能凍結機プロトン」を用い凍結処理。解凍すれば水揚げ時とほぼ同じ鮮度を保つ技術を採用した。

 

2つの魚介をのせるピザ生地の水分量は93%の高加水率!(一般的には60~70%)。その生地は18時間熟成させ、解凍し皮ごとカットしたイサキをトッピングした。さらに瞬間冷凍されたヤリイカを使ったピザも考案。小呂島発の2種類のピザは6次化商品を表彰するコンクールで受賞、注目を集めている。ピザで島の魅力を発信しようと奮闘する漁師と料理人の熱い思いを追う。

●おろのしまシーフードピザ 
 イサキとトマト 1枚972円/イカと明太子 1枚972円 

<販売先>
●ピッツァ アル ターイオ  公式通販サイト
●小呂島 公式ホームページ
●北野エース 2店舗で販売中  
・福岡三越店
・岩田屋久留米店
●福岡市ふるさと納税 返礼品

取材後記

漁師・島田乾生(げんき)さんと、釣り好きな料理人・嶋岡圭吾さんが小呂島で出会い、2年の月日をかけて、美味しいピザが完成しました。 「イサキ」と「ヤリイカ」をふんだんに使った魚のピザ、 形は「四角」!?イサキは「皮ごと」!?まずは、見た目に驚きましたが、その味は格別!ピザになっても「小呂島の魚はおいしい!!」を実感する1枚です。

 

料理人・嶋岡圭吾さんは、イタリア・ローマの老舗ピッツァ店で修業したピザ職人。その本場の味を知る料理人が、小呂島の魚介に惚れこみ、島おこしの1つになれば・・と、これからも「小呂島のピザ」作りに力を注ぐそうで・・・現在、私たちがよく口にする魚「???」のピザも考案中!今はまだ秘密ですが、完成が楽しみです。

 

島民から「げんきくん」の愛称で親しまれている島田乾生さん。父親と同じ漁師の道を進み、生まれ育った「小呂島」に恩返しをしたい、と島の広報マンとして活躍中。高齢化や後継者不足が懸念される漁師の世界・・・若い漁師が盛り上げ、島をもっと元気にしたい!と言います。


現在、島民を巻き込んだ新しいプロジェクトも始動!
漁師&島の広報マンの二刀流で活動する姿を、これからも追いかけます!    

 

(RKB毎日放送/谷口あゆみ)

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