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可能性は無限大―柳川高校の校長「絶校長先生」こと古賀賢 校長に聞く。後編

創立80周年を迎えた、福岡県柳川市にある私立「柳川高等学校」。

柳川高校といえばスポーツ! 野球部の甲子園出場は春夏合わせて16回、テニス部は全国屈指の強豪で、かつて松岡修造さんも在籍していました。

卒業後の進路では、進学合格率が97.9%、就職率は100%という高さを誇り、まさに文武両道の伝統校です。

東大との共同研究?!


「絶校長先生」を筆頭に、様々なユニークな取り組みを行っている柳川高校。

今度は「脳科学を取り入れた学校教育」を、なんと東京大学と共同研究していくことが決まったんだそう!

いろいろな国の言葉を話せて言語の壁を超えることができれば、世界が広がり、夢の実現にも大きく繋がります。そういったことを研究するため、実際に生徒が東京大学へ赴き、開発授業に参加しているんです!
さらには全校生徒が月に1回オンラインで脳科学の講義を受け、自分の脳の傾向・性格を分析できます。脳科学で新たな自分の一面を知ることができるのです。

絶校長先生は「学校では科目を学ぶことも大切だけど、その先を見せてあげることも重要だと思っている。そのためにいろいろなチャレンジをしている」と話します。

地元の伝統も大切に!

ある教室の授業を覗いてみると、生徒たちが「さげもん」を製作中。

「さげもん」とは、柳川伝統のひな祭りの吊るし飾り。色とりどりでかわいらしい縁起物を吊るして、幸せと健康・無病息災を願って飾ります。

柳川高校では、地元のボランティアの方を招いて、授業の一環としてさげもん作りを教わっています。

最新のことや未来のことだけではなく、自分たちの身近な地域の伝統についても、しっかりと学ぶ機会があるんですね。

「伝える力」で社会に発信!

絶校長先生が生徒たちに対して最も力を入れていることの1つが、自分の考えを表に表現する力「伝える力」を鍛えていくということ。その「伝える力」には2種類あるといいます。それが、「言葉で伝える力」と、「アート的にプレゼンテーションで伝える力」。

後者を伸ばすために、柳川高校では企業の力を借りてある取り組みを行いました。それは、大正製薬の『リポビタンD』のオリジナルラベルを企画制作し、そのラベルの商品が実際に地元の地域で販売されるというチャレンジです。
自分たちが取り組んだことが形になって社会全体のものになるという経験、とても貴重ですよね。

可能性は無限大の柳川高校!

その他にも、学校の部活動紹介動画を生徒自ら撮影・編集して製作できたり、夢の実現を可能にするため、あらゆる趣味・特技が推薦対象になる「ビッグチャレンジ」という特待生システムで入学できたりと、数多くのチャンスがあります。
絶校長先生曰く、まだまだやりたいことや考えていることがたくさんあり、生徒たちに希望を与え続けていくことが一番の目標とのこと!

これからも柳川高校に注目です!

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