昔から日本人の生活に欠かせないもので防虫剤や医薬品などに使われていた「しょうのう」。最近ではその姿をほとんど見ることが少なくなった。
「しょうのう」の原料はクスノキ。クスノキを水蒸気蒸留して抽出する。
とても手間ひまがかかる作業と化学防虫剤の出現により需要が減り、しょうのうを作る工場が今では全国でわずか4軒となった。その中の1軒が日向市にある 「株式会社えこのは」。代表の藤山健一さん(59)は11年前からしょうのう作りを始めた。藤山さんは製材所の3代目。しかし、ここ数年輸入木材におされ経営は落ち込んでいた。製材所の行く末を悩んでいた時、出会ったのが「しょうのう」だった。
当時、国内で唯一「しょうのう」の生産をしていた福岡県のしょうのう工場に何度も通い作り方を教えてもらい3年をかけて独自の製品を完成させた。そんな藤山さんが作る「しょうのう」は2年前、経済産業省補助事業「The Wonder 500」に採択された。さらに、県外の店からも発注を受けるなど、「しょうのう」によって藤山さんの製材所は再び活気を取り戻した。木に携わって40年、宮崎の木に魅せられた男性のクスノキ愛を描く。
「しょうのう」の原料はクスノキ。クスノキを水蒸気蒸留して抽出する。
とても手間ひまがかかる作業と化学防虫剤の出現により需要が減り、しょうのうを作る工場が今では全国でわずか4軒となった。その中の1軒が日向市にある 「株式会社えこのは」。代表の藤山健一さん(59)は11年前からしょうのう作りを始めた。藤山さんは製材所の3代目。しかし、ここ数年輸入木材におされ経営は落ち込んでいた。製材所の行く末を悩んでいた時、出会ったのが「しょうのう」だった。
当時、国内で唯一「しょうのう」の生産をしていた福岡県のしょうのう工場に何度も通い作り方を教えてもらい3年をかけて独自の製品を完成させた。そんな藤山さんが作る「しょうのう」は2年前、経済産業省補助事業「The Wonder 500」に採択された。さらに、県外の店からも発注を受けるなど、「しょうのう」によって藤山さんの製材所は再び活気を取り戻した。木に携わって40年、宮崎の木に魅せられた男性のクスノキ愛を描く。
■取材先
会社名:えこのは
(番組での紹介は藤山スライサーでしたが、しょうのう関連の商品はこちらの名前で取り扱っています)
担当者:川野玲子さん(しょうのう関連の商品の担当をしています)
住所:宮崎県日向市大字財光寺2104-7
電話:0982-54-8521
HP:www.hyuganokaori.net その他:営業日・時間平日:10:00 ? 19:00 土日祝休
会社名:えこのは
(番組での紹介は藤山スライサーでしたが、しょうのう関連の商品はこちらの名前で取り扱っています)
担当者:川野玲子さん(しょうのう関連の商品の担当をしています)
住所:宮崎県日向市大字財光寺2104-7
電話:0982-54-8521
HP:www.hyuganokaori.net その他:営業日・時間平日:10:00 ? 19:00 土日祝休
取材後記
クスノキから抽出する「しょうのう」。その元となるクスノキの香りというものはとても刺激的で カメラマンは涙をながしながらクスノキのチップを裁断する画を撮りました。
それだけパワーみなぎる木だということを昔から人々は知り、それを生活に活かしてきました。そんな素晴らしい古の知恵を無くしてしまわないようにと「しょうのう」に情熱を注ぐ藤山さんの姿はとてもかっこいいと思いました。藤山さんの原動力は「とにかく木が好き」。
実はもう5年後に更にたくさんの「しょうのう」を生産しようと新たな場所を見つけている藤山さん。そこでしょうのう作りの今後を話す藤山さんの目はとてもいきいきとしていました。藤山さんの「しょうのう」に賭ける未来は本当にキラキラと輝いています。
それだけパワーみなぎる木だということを昔から人々は知り、それを生活に活かしてきました。そんな素晴らしい古の知恵を無くしてしまわないようにと「しょうのう」に情熱を注ぐ藤山さんの姿はとてもかっこいいと思いました。藤山さんの原動力は「とにかく木が好き」。
実はもう5年後に更にたくさんの「しょうのう」を生産しようと新たな場所を見つけている藤山さん。そこでしょうのう作りの今後を話す藤山さんの目はとてもいきいきとしていました。藤山さんの「しょうのう」に賭ける未来は本当にキラキラと輝いています。
担当:MRT宮崎放送 中本奈緒
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう