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『ピンクの革新!焼酎ガールの挑戦』

かわいいピンク色、花のような香り。本格的な芋焼酎の製法で作られたスピリッツ「NANAIRO₋七色‐」。これまでの芋焼酎のイメージを覆すと、女性を中心に注目を集めている。

 

作っているのは、LINK SPIRITS株式会社の代表・冨永咲さん(34)。

鹿児島出身で芋焼酎が大好き。大学卒業後、県外の会社に就職したが、「ミス薩摩焼酎」に就任したことをきっかけに地元にUターン。1人で会社を立ち上げた。芋焼酎の出荷量は年々減少傾向にある。加えて原料であるサツマイモの病気がまん延。冨永さんは地元の酒造会社と新商品の開発を始めた。

 

ターゲットは「若い女性」。原料に選んだのは基腐病に強い品種「コナイシン」。ロゼワイン酵母で仕込み、花のような香りとフルーティーな味わいを実現した。『ふだん焼酎を飲まない人が、焼酎に触れるきっかけを作りたい』、さらにこだわったのが「見た目」だ。紫芋の天然色素を使い色を付けた。

 

完成したのは、香水瓶のようなボトルに入ったピンク色のカワイイ芋焼酎。鹿児島を代表するホテルや県外の飲食店での提供、海外輸出も決まるなど、新たな芋焼酎のファンが増えつつある。次なる新商品も計画中。斬新なアイデアで焼酎の新たな可能性をつくり出す、若き社長の挑戦を追う。

<取材先データ>  
会社:株式会社LINK SPIRITS
住所:鹿児島県鹿児島市易居町1-2 SOHOかごしま1号室
HP: https://link-spirits.jp/

取材後記

ピンク色のかわいい芋焼酎「NANAIRO」。

色を付けたことで酒税法上、品目はスピリッツとなりますが、新たなファンを増やす芋焼酎として注目を集めています。作っているのはLINK SPIRITS株式会社の冨永咲さん。焼酎が好きすぎて、1人で会社を立ち上げました。
 

冨永さんが最初に手掛けたのが、地元の酒造会社と連携して作ったNANAIROです。花のような香りが特徴。見た目にもこだわることで新たな飲み手に届けようと考えました。

 

私も芋焼酎に苦手意識がありましたが、見た目のかわいさに惹かれた1人です!お客さんの反応を見ていると、おいしく飲むだけでなく、写真を撮る人がたくさん。インスタ映えもします!

「NANAIROをきっかけに、芋焼酎に興味を持ってもらいたい」、冨永さんの焼酎愛がこもったNANAIROをぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです。

(MBC南日本放送/江藤智恵)

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