PageTopButton

RKBドキュメンタリー映画祭 ペア招待「さよなら前田有楽 ~成人映画館最後の日々~」

RKBドキュメンタリー映画祭

RKB毎日放送は、創立70周年を記念して、3月24日から4日間にわたり、TBSテレビと共同で、計25作品のテレビドキュメンタリーを西南学院大学で無料上映します。キー局のTBSテレビが、系列ローカル局と合同で映画祭を開催するのは初めてのことです。一部の作品は上映後1週間、オンライン配信〔有料〕で視聴可能です。
さよなら前田有楽 ~成人映画館最後の日々~
上映日:3月25日(金) 15:00
 

映画概要

ディレクター・撮影・編集
寺井到
撮影
城川充史 鶴田新子 松井聡史
ナレーション
あべやすみ
音効
寺岡章人
音楽
福島康之(バンバンバザール) Fuming
編集仕上げ 構成協力
高尾将
プロデューサー
高藤秋子
鉄鋼景気に沸いた町の映画館の閉館にまつわる人間模様ドキュメンタリー。
受賞歴 ムーブ30分版 ギャラクシー賞奨励賞
 
北九州市八幡東区。八幡製鉄所のお膝元であるこの地で1954年から営業してきた映画館が有楽映画劇場、通称前田有楽だ。
かつては一般映画を上映していたがその後生き残りのため成人映画館に転身、最近では遠方から女性のファンがグループで訪れることも。性的マイノリティの出会いの場としても機能していた。
また昭和のたたずまいを残した雰囲気は映画のロケにも使用され、倉庫から大量に見つかった貴重なポスターも展覧会が開かれ話題となった。しかし観客減や高齢から鈴木利明館長は閉館を決意するも、最後の日が近づくにつれ心は揺れる。
そして閉館後、ファン有志が劇場へのお別れイベントを企画、多くの人が別れを惜しむのだった。

制作者からのメッセージ

制作スタッフ

最初に取材で訪れたとき、あまりにも昭和なたたずまいに驚きました。歴史遺産的にご紹介したところ「お客さんが増えた」と鈴木館長も喜んでくださり、時々寄っては倉庫の貴重なポスターを見せてもらったりしていました。
ところがあるきっかけで館長が閉館を決意、これを機会に今まで触れずにいた成人映画館ということや多様な人が集まる場所という側面にも向き合おうと取材を始めたのです。

次第に悪化する鈴木さんの体調は見ていても辛いものでしたが想像以上にこの劇場を大事に思っている人が多かったことに救われました。人が集まる場である劇場というのはただ娯楽の場にとどまらず心のよりどころ、大げさにいえば魂の交流の場所でもあります。

そのあと襲ったコロナ禍でよりその意味の大きさが浮き彫りになったのではと思います。残念ながら前田有楽はなくなりましたが、最後のインタビューであるようにそうした場所はまだあるし作れるという希望はなくさないようにありたいです。
ディレクター・撮影・編集
寺井到
撮影
城川充史 鶴田新子 松井聡史
ナレーション
あべやすみ
音効
寺岡章人
音楽
福島康之(バンバンバザール) Fuming
編集仕上げ 構成協力
高尾将
プロデューサー
高藤秋子

制作者からのメッセージ

最初に取材で訪れたとき、あまりにも昭和なたたずまいに驚きました。歴史遺産的にご紹介したところ「お客さんが増えた」と鈴木館長も喜んでくださり、時々寄っては倉庫の貴重なポスターを見せてもらったりしていました。
ところがあるきっかけで館長が閉館を決意、これを機会に今まで触れずにいた成人映画館ということや多様な人が集まる場所という側面にも向き合おうと取材を始めたのです。

次第に悪化する鈴木さんの体調は見ていても辛いものでしたが想像以上にこの劇場を大事に思っている人が多かったことに救われました。人が集まる場である劇場というのはただ娯楽の場にとどまらず心のよりどころ、大げさにいえば魂の交流の場所でもあります。

そのあと襲ったコロナ禍でよりその意味の大きさが浮き彫りになったのではと思います。残念ながら前田有楽はなくなりましたが、最後のインタビューであるようにそうした場所はまだあるし作れるという希望はなくさないようにありたいです。

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう