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RKBドキュメンタリー映画祭 ペア招待「あいラブ優ちゃん」

RKBドキュメンタリー映画祭

受賞歴 ギャラクシー賞 大賞
 
番組の冒頭、「この優は、実は私の長女です。そして精神薄弱児なんです」。そう告げるナレーションは、木村栄文その人の声である。主人公は、先天的な障害を持つ長女・木村優ちゃん、当時14歳。一部を木村自身が廻したカメラは、姉妹げんかや自宅の窓から立ち小便をする長男、よなべする妻の姿をとても親密な距離から映し出していく。さらには、白黒の8mmフィルムで撮られた、木村の結婚披露宴の様子までもが登場するというサービス精神。家庭だけではない。仕事仲間たちと自宅で酒を酌み交わし、ドキュメンタリー談義に花をさかせる自らの姿に、「私は、番組作りで人一倍恵まれてきました」とつぶやく声が重なる。

愛娘への想いとともに、木村が生きた世界の豊かさ、美しさをも結晶させたエーブン流セルフドキュメンタリー。その声曰く、「足の悪い優は、かけっこではいつもドン尻です。でも、おてんとうさまはこの子に天性の明るい気質を授けてくれたといます」。
RKB毎日放送は、創立70周年を記念して、3月24日から4日間にわたり、TBSテレビと共同で、計25作品のテレビドキュメンタリーを西南学院大学で無料上映します。キー局のTBSテレビが、系列ローカル局と合同で映画祭を開催するのは初めてのことです。一部の作品は上映後1週間、オンライン配信〔有料〕で視聴可能です。
あいラブ優ちゃん
上映日:3月25日(金) 13:30
 

監督プロフィール

映画概要

伝説のドキュメンタリスト 木村栄文(1935~2011) 1935(昭和10)年、福岡市生まれ。1959年に西南学院大学商学部を卒業後、RKB毎日放送に入社。1966年にテレビ局テレビ演出部に異動し、ドキュメンタリー番組の制作活動を開始した。多彩なテーマと自由奔放な作風で、数多くのドキュメンタリー番組を制作。文化庁芸術祭賞、ギャラクシー賞、放送文化基金賞、日本民間放送連盟賞など、数多くのテレビ賞を受賞したことから「賞獲り男」と呼ばれた。

また『窓をあけて九州』や『電撃黒潮隊』のプロデューサーとしてJNN九州の後進を育成したほか、局の垣根を越えて「九州放送映像祭」を毎年開催するなど、地域の制作者たちにも広く影響を与えた。

1994年には、民放の制作者として初めてNHK衛星第2で『木村栄文の世界』と題した特集が組まれた。個人として、芸術選奨新人賞(1975)、放送文化基金賞(1988)、日本記者クラブ賞(1995)、紫綬褒章(2002)などを受賞。2003年にRKB毎日放送を退社。2006年には、NHK「ETV特集」で、「もういちどつくりたい ~木村栄文の世界」(渡辺考ディレクター)が放送される(2013年、番組と同名の評伝を渡辺が講談社から刊行した)。

2011年3月22日、心不全のため逝去(享年76)。翌2012年には、「公開講座 木村栄文レトロスペクティブ」と題して大規模な回顧上映が東京・大阪などで催された。
受賞歴 ギャラクシー賞 大賞
 
番組の冒頭、「この優は、実は私の長女です。そして精神薄弱児なんです」。そう告げるナレーションは、木村栄文その人の声である。主人公は、先天的な障害を持つ長女・木村優ちゃん、当時14歳。一部を木村自身が廻したカメラは、姉妹げんかや自宅の窓から立ち小便をする長男、よなべする妻の姿をとても親密な距離から映し出していく。さらには、白黒の8mmフィルムで撮られた、木村の結婚披露宴の様子までもが登場するというサービス精神。家庭だけではない。仕事仲間たちと自宅で酒を酌み交わし、ドキュメンタリー談義に花をさかせる自らの姿に、「私は、番組作りで人一倍恵まれてきました」とつぶやく声が重なる。

愛娘への想いとともに、木村が生きた世界の豊かさ、美しさをも結晶させたエーブン流セルフドキュメンタリー。その声曰く、「足の悪い優は、かけっこではいつもドン尻です。でも、おてんとうさまはこの子に天性の明るい気質を授けてくれたといます」。

制作年、制作スタッフ

監督プロフィール

制作・時間
1976年、48分
構成
木村栄文
撮影
木村栄文、相本卓郎、木谷重勝
編集
粟村皓司
音声
藤木大二郎、小野宏行、遠藤裕己
朗読
木村栄文
伝説のドキュメンタリスト 木村栄文(1935~2011) 1935(昭和10)年、福岡市生まれ。1959年に西南学院大学商学部を卒業後、RKB毎日放送に入社。1966年にテレビ局テレビ演出部に異動し、ドキュメンタリー番組の制作活動を開始した。多彩なテーマと自由奔放な作風で、数多くのドキュメンタリー番組を制作。文化庁芸術祭賞、ギャラクシー賞、放送文化基金賞、日本民間放送連盟賞など、数多くのテレビ賞を受賞したことから「賞獲り男」と呼ばれた。

また『窓をあけて九州』や『電撃黒潮隊』のプロデューサーとしてJNN九州の後進を育成したほか、局の垣根を越えて「九州放送映像祭」を毎年開催するなど、地域の制作者たちにも広く影響を与えた。

1994年には、民放の制作者として初めてNHK衛星第2で『木村栄文の世界』と題した特集が組まれた。個人として、芸術選奨新人賞(1975)、放送文化基金賞(1988)、日本記者クラブ賞(1995)、紫綬褒章(2002)などを受賞。2003年にRKB毎日放送を退社。2006年には、NHK「ETV特集」で、「もういちどつくりたい ~木村栄文の世界」(渡辺考ディレクター)が放送される(2013年、番組と同名の評伝を渡辺が講談社から刊行した)。

2011年3月22日、心不全のため逝去(享年76)。翌2012年には、「公開講座 木村栄文レトロスペクティブ」と題して大規模な回顧上映が東京・大阪などで催された。

制作年、制作スタッフ

制作・時間
1976年、48分
構成
木村栄文
撮影
木村栄文、相本卓郎、木谷重勝
編集
粟村皓司
音声
藤木大二郎、小野宏行、遠藤裕己
朗読
木村栄文

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