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みんなの居場所

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大分県豊後大野市にある社会福祉施設「ライフサポートセンターなごみ園」の中に、今春、コーヒーショップ「nagomi coffee」がオープンした。なごみ園は、発達障がいや自閉症などハンディキャップのある子どもたちが通う施設として2001年に開園。20年の歳月を経て現在は、幼少期から利用している人たちが、成人後も慣れ親しんだ場所で創作活動などをしながら過ごすことができる場所となっている。コーヒーショップは利用者の就労継続支援の場として新たに設けられた場所だ。「保護者の意向もありますが、私が子どもたちとずっと一緒に居たいんです」と話すのは施設長の秋月正博さん(40)。

「nagomi coffee」には秋月さんはじめ、職員の思いや、なごみ園に通う子どもたちの夢が詰まっている。特に、子どものころからなごみ園に通っている10代男子4人組は、秋月さんとともにインテリアの買い付けに出かけたり店内で流すBGMを選んだりと積極的にコーヒーショップのオープンに携わってきた。番組では、開店準備の段階からオープンまでの日々に密着。自分たちが働く場所を生き生きとプロデュースしていく彼らの姿と、彼らと同じ目線に立ってサポートする秋月さんの思いを描く。
 

(制作:OBS大分放送/吉村 由紀子)

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