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車内に潜む「熱中症」の危険 JAFが実験“1時間で車内の温度25℃→43℃”

梅雨に入り、気温とともに湿度も高くなる中、気をつけたいのが熱中症です。特に、車の中は温度が上がりやすいため注意が必要です。


◆車内の温度25℃→43℃
JAFが行った実験映像です。気温23℃、快晴という条件で軽乗用車と普通乗用車の車内の温度が、どのように変化するのかを検証しています。開始当初、車内の温度はいずれも25℃でしたが、1時間後には軽乗用車が37℃、普通乗用車は43℃まで上昇しました。


◆「短時間でも危険性は非常に高い」
短時間で一気に上がる車内の温度、特に気をつけたいのが子供です。大人と比べて体温を調節する機能が発達していないため、熱中症になりやすいと言われています。

JAF福岡支部 城野衣里加さん「例えば、スーパーの駐車場に車を止めてちょっとの間だから数分だから大丈夫と思って、寝ている子供を起こさないように車内に置いたまま買い物に出かけるということを聞くが、短時間でも熱中症の危険性は非常に高い」


◆子供が誤ってロックし…
福岡県内で去年5月と6月に、子供が車内に取り残されJAFが出動要請を受けた事案はあわせて20件に上りました。原因の一つに、子供が誤って車の内側からリモコンキーでロックしてしまうことが挙げられます。


◆“保護者はこまめに確認を” 
これから夏にかけては、チャイルドシートの使用方法にも注意が必要です。

JAF福岡支部 城野衣里加さん「チャイルドシートは構造上、体を覆う形になっているので大人よりも暑さを感じやすい環境になっている。このように抱っこしたときに背中側が汗をかきやすい場所になっている、保護者にはこまめに確認してもらいたい。熱中症というと真夏の暑い時期を想像する人が多いと思うが、初夏の時期であっても車内の温度は高まる。走行中であれば無理なくエアコンをつけるなどして、体温調節に気を使ってもらえたら」

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